『昼顔』と妻の不貞

不貞画像 家事

弁護士石井です。

夏のドラマでは、検事ものの『HERO』
の視聴率が高かったですが、予想外に高かったのが、主婦の不倫を描いた『昼顔』ですね。

ビデオリサーチの調べでは、9月18日放送分が16.7%だとか。
家族が勧めてきたので、途中から見ていました。しかし、うちのパソコンの調子が悪く、なぜか最終回が録画できず。

録画できている人を探したりするほどテンションが高くないので、最終回の内容は、私の脳内の脚本どおりだったとしておきましょう(血みどろの戦い、死者3名)。

この『昼顔』は、主婦が夫のいない昼間に不倫している話ですが、高視聴率をマークしたことからも分かるように、
現実でもよくある話です。

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夫側から、「信じていた妻が不倫していた」という相談は、非常によくあります。
しかも、ちょうど同年代が不倫年代なのか、同級生からの相談も大半はこれだったりします。

妻が不倫した場合の問題は、すっきりと解決されません。
もちろん、不倫相手が、こちらの結婚を認識していれば、その相手に慰謝料の損害賠償請求もできますし、妻にもできます。
法的には損害賠償で終わりです。

しかし、子供がいると離婚に踏み切れない。
多少の慰謝料はもらうものの、妻への不信感を抱きながら、ギクシャクした家庭生活を続けるわけです。
これは果たして良い解決なのだろうか。
知らないままだった方が幸せだったのではないだろうか。
そんな疑問を持ちます。
この問題が増えると、若い男性は、ますます結婚したがらなくなるでしょう。
もともと結婚は、独占契約であり、女性を他の男性に取られないためにするようなものです。
そのために、自分も独占契約に合意をし、結婚期間中の財産を共有するというルールに同意するのです。しかし、この唯一とも言えるメリット、妻の独占が現実では簡単に壊されているのです。こんな現状では、一体誰が結婚したがるのだろうか。

そうすると、ますます晩婚化、少子化へと進むのではないでしょうか。

妻が不倫した場合の、『昼顔』問題に、良い解決モデルが生み出されないと、少子化はますます進むんでしまう危険があります。

どなたか、もし良い解決モデルがありましたら、ぜひ教えてください。

厚木の弁護士事務所 相模川法律事務所

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