弁護士の石井です。
週に1回、たっぷり眠ると、その日はずっと眠い気がします。
むしろ、ずっと寝不足くらいの方がいいんじゃないかと感じます。
先日、ある会議のなかで、みんなが参加者の1人に対して、「やっぱり、君はなんか『持ってる』よね」
と言いました。
「そうそう、『持ってる』ってやつね」
「『持ってる、持ってる』」
盛り上がりについて行けなかった私。
その後、『持ってる』という言葉が昨年の流行語にノミネートされていたことを知りました。
うちのスタッフも普通に使ってるし。
このままでは、流行語について行けなくなると慌てて読みました。
「持ってる人」が持っている共通点―あの人はなぜ奇跡を何度も起こせるのか (幻冬舎新書)
持ってる人が持っている・・・
そのまま読むと何の意味もないんじゃないかと感じるタイトルですが、
『持ってる』は「持っている」とは違うのですね。
この本によれば
「一度の嫉妬でクサってしまったら、それこそ「持ってない人」。」
「空気や世論に流されるまま、自分の頭で考えない人は「持ってない人」に違いありません。」
「感情に左右される<激情型> テレビやパソコンの調子が悪いとバンバン叩く人。」→持ってない人
「「持ってる人」ほど、感情にとらわれない。」
「「持ってる人」は、不確実な未来に向き合う勝負師である。」
「「持ってる人」は、「祈る気持ち」や「感謝の気持ち」を忘れない謙虚な人です。」
などということらしい。
原則:意味がわからない言葉は具体的に考えてみると何となく掴める。
少なくとも、感情的になって人を傷つけてしまって拘置所にいる人や、
テレビCMをみて何となくサラ金からお金を借りて支払不能になってしまった人など
私が仕事でよく接している人たちは『持ってる』人ではないらしい。
でも、ご安心を。
本書によれば、持っていない人も『持ってる』人の考えを分析することで、『持ってる』人が持っているものを手に入れることができて『持ってる』人になれるらしいです。
ああ、何を言っているのか、すごくわかりにくい。
斎藤さんとか本田さんとか、もう違う言葉を流行させてください。
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