15年ぶりの改訂

4月20日に内田貴「民法Ⅲ 債権総論・担保物権[第4版]」が発売されます。
東京大学出版のTwitterによれば、「全4冊を改訂開始」とのことなので、Ⅰ・Ⅱ・Ⅳも順次発売されることでしょう。

内田教授は、債権法改正にも関わられた研究者で、私が司法試験の勉強を始めた頃は基本書のスタンダードは内田教授のものでした。
「内民(ウチミン)」という略称が定着していたのも、司法試験業界で愛用されていた証でしょう。

新版が発売とのことで、手元の[第3版]の奥付を確認したところ、2007年の刊行ということで、おそよ15年ぶりの改訂ということになります。
2007年というと、私が大学に入学した年ですから、法律の道も長くなったものです。
とはいえ、今月4月1日から債権法が改正され、勉強をし直さなければなりません。
先輩弁護士が「この業界は習熟する頃には法律が改正される。一生勉強だ」ということを仰っていました。

延期されていますが今年の司法試験からは改正債権法から出題されます。
早ければ来年末には、改正債権法ネイティブの弁護士が登録することになりますので、負けるわけにはいきません。

弁護士 坂本 学

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