弁護士石井です。
ここ数日、睡眠の多重債務者になりつつあります。
『睡眠負債』という本を読みました。
NHKスペシャルを元にした本のようです。
時間を有効に使うため、睡眠に関するほうは結構読んでいるのですが、今回の本では今までに聞いたことがない事実も書かれていて驚きました。
タイトルの通り、寝不足が続くと負債が溜まるように、睡眠がマイナスの状態になってしまいます。
これを解消しなければならないという話です。
夜に、十分な睡眠時間が取れない場合には、日中の仮眠でこれを補えると言う話をよく聞きます。
しかし、本書では、仮眠では、脳のリフレッシュの効果が期待できるものの、睡眠負債の返済にはならないと否定しています。
なんてことだ。ちゃんと返済していたと思っていたら、負債の元金はまったく減っていなかった!
また、夜に寝付けない時などは、寝なくても、体を横にしているだけで同じような効果が出るという話もあるのですが、本書ではこれも否定。起きている限り脳は疲労しますと明快に否定しています。
深夜に覚醒してしまったときも、なるべく横になり続けていたのに、睡眠負債は溜まっていく一方?
さらに、驚いたのは、PCメガネの点。
ブルーライトは睡眠を妨げるので、ブルーライトカットのメガネを使うのは有効だという話があります。
このブルーライトカットメガネに関し、本書では、市販されているブルーライトカットメガネの中には、時間が経てば効果が下がるものもある、と書かれています。
メガネのブルーライト効果って、時間によって下がる可能性があるという話。
サングラスのUVカット効果は、その仕様によって時間が経つとなくなるものもあるらしい。
コーティングによる場合は、剥がれるという理屈ですね。
私の場合、ブルーライトカットメガネはカバンに無造作に入れて持ち歩いているので、定期的にフレーム自体が壊れ、買い替えてはいるのですが、カット効果が下がるから買い換えという発想はありませんでした。
これが真実だとすれば、非常に驚きです。
良い情報を得られました。
睡眠負債を抱えているみなさま、大型連休で返済できると良いですね。
睡眠負債 『ちょっと寝不足』が命を縮める (朝日新書) | |
NHKスペシャル取材班
朝日新聞出版 2018-04-13 |
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