「背後霊」の真実?『運気を磨く』レビュー

公開日: 

弁護士石井です。

年末最後のエントリーは、今年読んで良かった本ではなく、良いのかどうかもよくわからない本。いまだに自分の中での位置づけに困っている本です。

 

『運気を磨く』

運気を磨く 心を浄化する三つの技法 (光文社新書)
田坂 広志
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書いてある内容は、概ね自己啓発っぽい内容で、運がよくなる行動とか書かれているわけですが、そこに

量子論

が関係してくるという主張。

 

自己啓発っぽい話は置いておいて、この量子論がらみのところだけ紹介します。

ゼロポイントフィールド仮説という考え方を前提に論理展開されていきます。

宇宙ができたところから解説され、この世には、ゼロポイントフィールドなるものがあるという。

そして、そこには、現在・過去・未来のすべてが記録されているとのこと。

 

量子真空は、その中に、この壮大な宇宙を生み出すほどの膨大なエネルギ
ーを宿しているが、この量子真空の中に「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる場が存在し、その場に、この宇宙の過去、現在、未来のすべての出来事が、「波動」として「ホログラム的な構造」で記録されているという仮説が、現在、注目されているのである。

 

アインシュタインの「時空連続体」という考え方でも、過去・現在・未来は同時に存在するものと扱われているそう。

 

この「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」は、我々の「心」が、この「ゼロ・ポイント・フィールド」と量子レベルで繋がっており、そのため、我々は、「ゼロ・ポイント・フィールド」から情報を受け取ることができ、また、この場に情報を送ることができるという仮説でもある。

 

未来の決定論とは微妙に違うのだけど、そこに記録があることから、

「以心伝心」「テレパシー」「透視」「遠隔透視」
「予知」「予言」「デジャヴ」「未来の記憶」
「枕元に立つ」「夢枕に立つ」「霊的交信」「背後霊」
「前世の記憶」「生まれ変わり」

のようなこともすべて説明ができるという話です。

 

普通なら、トンデモ本じゃないの?と適当に流すであろう内容なのですが、この本の著者が田坂広志氏。

この本を知ったきっかけが、ビジネスブックマラソンというメルマガ。
ビジネス書の書評メルマガNO.1メルマガです。

 

そして、田坂氏の『未来を予見する「5つ法則」』という2008年の本は、断捨離されまくりの私の本棚で2019年12月末時点でもまだ生き残っている一冊です。

 

未来を予見する「5つの法則」
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こちらの本は、哲学的視点で、未来を予測する内容。

哲学は、抽象度を高めての思考のため、広い意味で未来予測が当たりやすいです。
予測ではなく予見と言え、というのが本の主張です。

この本では、
電話とメールの中間的な方法によるコミュニケーションが増えること、
進化の本質が多様化であること、
量から質への転化、
言葉を使わないコミュニケーションの時代になる、

など精度の高い予見が繰り広げられています。

 

そんな田坂氏の主張なので、トンデモ本としてスルーするわけにはいかず、この仮説をどれくらい信じてよいのか検証するために、量子論の初心者向けの本を何冊か読んだのですが、いまいちわかっていないのが現状です。

 

田坂氏も、本の中で、怪しい目で見られるのを覚悟のうえで論理展開していると述べています。
そもそも、「仮説」ではあります。

 

年初に読んだ本で良かった一冊に、『「無理」の構造』という細谷功氏の一冊があります。

 

「無理」の構造 ―この世の理不尽さを可視化する
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細谷氏も抽象化思考の本も出しているくらいで、結構、哲学的な本を書いたりもしています。
この本は、細谷氏の複数の著書をまとめたダイジェスト版ですが、細谷氏の本の中ではオススメな一冊。

こちらの本では、「見えている人」と「見えていない人」の話が紹介されています。
具体的な思考しかできない人 は、抽象度の髙い思考ができる人の世界観が見えていないという話です。

本の内容は、動画でも解説しています。

 

 

ゼロポイントフィールド仮説を、「怪しい」「よくわからない」と一蹴してしまうのは、自分が「見えていない」だけだからかもしれない。

アインシュタインとか、私には見えてないものが見えていたっぽいじゃないですか。

 

未来予測は、データや論理だけからできず、直感的な部分も必要なのは確かでしょう。

そして、その直感についても、過去の経験やインプットしたデータからの、かなり飛ばした推論という考え方が多いのだけど、それだけで説明がつかない部分があるのも確か。

 

そのよくわからない直感とは、現在も、すぐ隣にある未来の記憶なのかもしれません。

 

もうすぐ終わるという噂の『進撃の巨人』
あの第一話の伏線について、岡田斗司夫氏が、時間軸が逆で、未来の記憶なのではないかという仮説を述べていました。

 

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最近読んだ『時間とテクノロジー』という本で、佐々木俊尚さんも、時間軸というのは、後ろに過去があって前に未来があるとは限らないと展開しています。

 

時間とテクノロジー

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未来が先にあると考えるのではなく、すぐ隣にあると考えれば、直感力が磨かれるかもしれません。

悩んで行き詰まったときには、ゼロポイントフィールドのことを思い出して、未来の記憶=直感に頼るという選択肢もありかもしれません。

 

これで、人狼を見破る力が強くなるはずです。

今年は、数えるほどしか人狼ができず、人狼のレベルは大して上がらなかったのですが、預言者で人狼を2連続であてたり、霊媒師で長生きできたり、能力カードを引いたときに結構強いゲームがありました。
来年は、能力がない村人でも、直感力を上げて、人狼を見破る確率を上げたい。

最終日に「うわ!どっちが人狼なの!?どっちに騙されてるの!?」というシーンが来たら、ゼロポイントフィールドにつながって未来を見てみようと思います。

これでバッチリだぜ!

では、よいお年を!

 

 

 
厚木、横浜の弁護士事務所 ジン法律事務所弁護士法人

 

 

 

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