こんにちは
事務スタッフのblack dogです
ここのところ、事務所に入ったころの記事が多かったので、
先生方を見習い、少し趣旨の違ったことを書いてみようと思います
(初めて事務所を訪問したときのことも、改めて書いてみたいと思っています)
石井先生が以前、カフカ関連の書籍の紹介をしてくださり、それは僭越ながら私の発言に
よるものだったのですが、そもそもカフカに辿り着いたのはドナルド・キーンさんが帰化され、
日本人になったことが以前報道されており、そのときの発言(インタビュー)に
由来するものでした
日本文学に精通した、著名な方に関することだったので、あちこちで特集も組まれていましたね。
その中で、キーン先生が日本の印象深い作家について言及されていたとき、谷崎潤一郎や
正岡子規、漱石などを挙げ、その中に、阿部公房が入っていました。
公房以外の作家については、何となくわかる感覚があったのですが、公房だけはピンと
きませんでした
(凡人なもので、ファンの方、すみません)
個性的すぎる感じがしたからです。そして、公房が影響を受けたのがカフカだそうで、もっと
分からない感じもするのですが、遡ってみたところカフカに辿り着いたわけです。
長すぎる前置きはもういいとして、話題にしたかったのはキーン先生の帰化です
帰化は、法律の分類によると国籍法で定められており、許可を出すのが法務大臣、
各役所で手続きをするのだそうです。
(当然と言えば当然ですが…)
歴史もはらんだ言葉で、少し緊張する言葉ですが、テレビの中のキーン先生は大変
ご満悦で、にこやかでした
日本が大好きなのだそうです。ありがたや
90歳のキーン先生が「緊張します」と話しながら、役所の方に囲まれてサインする姿が
印象的で、文学の話になるとキラキラした顔になる様子がとても微笑ましく思えました
文学の背景にも、法律がチラリホラリ
そういえば、紅葉の時季も目前です
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