弁護士の香崎です。
阪神・淡路大震災が起きた時、私は岐阜に住んでいました。明け方、どどどっ
という感じで大きく揺れて、うわっ、ととび起きましたが、揺れが収まったらまた
寝ました。出勤後、報道などで、次第に大変な事態であることが分かってきま
した。
それ以降、地震が起きると、どこか遠くで大変な事態が起きているのではない
かという思いが常に頭によぎるようになりました。
その点、今回の震災はちょっと違いました。事務所にいる時に被災しましたが、
大きな揺れが信じられないほど長く続きました。これ以上揺れが強くなったら
まずいな、と不安を感じましたが、結局事務所内ではほとんど被害なく揺れが
収まりました。その時は、自分のいるところの揺れが大きかったので、まさか
遠くの地でそれをはるかに超える揺れが起きていることなど、思いもしなかっ
たのです。
ちょっと想像を超えていました。
その日は危うく帰宅難民になりかけましたが、スタッフのcatさんに助けられ、
深夜に帰宅することができました。
そういえば、我が家のリビングのドアは、これまできしみがあって開け閉めに
若干の不便があったのですが、地震後それが解消してスムーズに開閉する
ようになりました。地震の後は仕事、生活両面で困ることだらけですが、唯一、
よくなったことがその点です。
しかし、今回の地震の時、「ついに来たか、東海大地震」と思いましたが、そ
れはまだこれからのようです。
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