弁護士石井です。
家族が消費者金融から借りていると、抵抗感が少ないからか他の家族も借入をする確率が多い印象を受けています。
そうすると、家族の一人が過払い金を回収した場合、他の家族も過払い金が回収できる、というケースが結構あります。
一族から次々と過払い金の相談を受けたこともありました。
しかし、最近は、家族のうち、ある人はＡ事務所へ、ある人はＢ事務所へ、とバラバラの専門家に頼むこともあるようです。
また、同じ人でも、ある業者への過払い金はＡ事務所へ、ある業者へはＢ事務所へと依頼する人もいるようです。他の債務を放置して過払い金回収だけ依頼を受けるのは問題ですが、完済している過払い金について一部の業者だけの依頼を受けた場合には、弁護士としてはその業者のみ対応せざるを得ないでしょう。
このように依頼する先がバラバラになっているのは、選択肢が多くなっているからでしょうかね。
そうすると、相談者が何を基準に弁護士を選んでいるのか気になるところです。
今回ご相談があったのは、過去に過払い金を回収した家族からの相談でした。
他の家族は、他の事務所に頼んだけど、自分はうちに頼みたいとのことでした。
何でなのか聞いてみると、
他の事務所では報告がなく、過払い金が回収できていたのに自分の所に返金がいつまでもされなかった
というのが理由でした。
報告の頻度と返金のスピード。
破産や再生など法的手続が予定されている場合や他の借金の返済に充てる必要がある場合、法テラス利用の場合などは別ですが、完済している過払い金の返金については、うちの事務所では原則として数日中に対応しています。
たくさんの会社からの過払い金回収が予定されている場合には、１件ごとに返金するのか、全部終わってから返金するのかも、希望を聞いて選んでもらっています。
たまに、「過払い金回収予定日に振込じゃなくて現金でもらいに行きたい」という方がいます。
ＡＴＭでおろせない何百万円という額だったりすると、さすがにこれにはスケジュール上対応できないことも多いですが、振込の場合には、即日対応できることもあります。
個人的に、「過払い金をとにかく急いで返してくれ」という連絡を受けると、そこまで期待するのは危ないのではないかと心配になりますが、回収後に何カ月も放置することはまずあり得ない対応だと思います。
こんなところが選ばれるポイントになるのだ、と発見した相談者の言葉でした。
過払い金のご相談は、当事務所過払い金相談サイトよりお申し込み下さい。
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