弁護士石井です。
2年ほど前に相談に来た方が、再度相談に来てくれました。
話を聞いてみると、かなり状況が悪化しちゃっています。
「もっと早く相談に来てくれれば良かったのに」
「でも、先生がせっかくやってくれたことが無駄になってしまうと思うと、会わせる顔がなくて・・・」
過去の相談で、石井の白い顔など二度と見たくないわ!と感じたなら仕方ありませんが、そうではないのに、問題が発生したときに再相談に踏み込めない。
うちの事務所に限らず、法律事務所で相談を受けた人の中には、このように感じる方が結構います。
うちの事務所に相談に来た方の話を聞いたところ、以前には他の弁護士に相談をしていたという方もいます。
「じゃあ、その弁護士に相談した方が早いのでは?」
そう質問すると、
やはり、「会わせる顔がなくて」と言う。
これではまずいですね。
問題が悪化してしまいます。
会わせる顔がない、などと相談を受ける私たちは思いません。
むしろ、状況を客観的に見て、どうするのがベストなのか、を常に考えます。
だから、相談や事件の処理後、問題が発生したら早い段階で再相談しましょう。
じつは、最近、このような相談者側の気持ちがよく分かる経験をしました。
色々と教えてもらったのにうまくいかず、ふがいなくて相談に行けない。
時間がかなり経った後に、行ってみると、「もっと早く行けば良かった」と感じるのです。
わかりやすい例が歯医者です。
「石井さん、ここ軽い虫歯だけど治療しておく?ちゃんと歯磨きするなら悪化しないから、今日で終わりで良いけど」
「大丈夫です!歯磨きしますから!!」
数ヶ月後に痛み出す。
歯医者に行かないといけないけど、先生に「あーあ、石井さん、やっぱり磨けなかったかぁ」と思われるのが怖くて、先送りにし、ますます歯が痛む。
先送りする側とされる側、両方の立場を味わったところで、この問題を何とか改善していきたいと思います。
私たちも努力しますので、みなさまも先送りに注意してくださいね。
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