弁護士の香崎です。
先日、法事のために兵庫県に行った際、7年ぶりに新幹線「のぞみ」に乗りました。
とにかく、速い。走行中、猛スピードで後ろに流れて行く景色を見ていて、驚くととも
に、時々怖くなりました。
世の中にはスピード狂のような人も結構いると思いますが、私はあまりスピードは
好きではありません。
これはもしかしたら一つには、20代のころの交通事故体験のためかもしれません。
私はタクシーに乗っていて、時速40キロ程度の走行時でしたが、交差点で側面か
ら他車に衝突され、こっちは1回転した後田んぼに落ちて止まりました。とにかく衝
突時の衝撃はすごいものでした。外傷はなく、むちうち症で数日仕事を休む程度で
したが、隣に座っていた同僚はむちうち症で1か月ほど入院しました。走行する自
動車のエネルギー量の大きさを体感した次第です。
私にとって速さが快感になるとしたら、それは自分で走る時だけでしょう。
陸上の世界選手権で2度銅メダルを獲得した、「侍ハードラー」の異名をとるハード
ル選手・為末大が、新聞のインタビューで「例えばポルシェに乗れば時速250キロ
とかで走れるけれども、自分の体で走る時のリアルさに比べたら、大して魅力はな
い」というようなことを話していました。そうだよなあ、と深く納得しました。
自分の身で全力疾走をしたときに得られるほどの快感は、そうそうないと思ってい
ます(客観的には大したスピードではないでしょうが)。もちろん、普段からそれなり
に走っていて、かつ、健康体でないと無理なのでしょうが。
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