弁護士の石井です。
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連休の前半に私がした、唯一休みらしいことと言えば
『ガラスの仮面』
読破です。
ガラスの仮面 1-45巻コミックセット (花とゆめCOMICS)
私が生まれたころから連載され、いまだに完結していない少女マンガ。
何人かに勧められたので、この機会に読んでみました。
私の友人が「40巻までは文句なく面白い」と言っていたので、意識してみると、確かにそうかもしれません。
40巻過ぎで、6年間、休載をしていたためか、その後は、勢いが落ちている印象を受けました。
長期間続いているマンガは、その時代の空気に合っている気がします。
ひょっとすると、時代の空気をマンガが作りだしているのかもしれません。
キャプテン翼→スラムダンク
ドラゴンボール→ワンピースもしかり。
30年以上も続くストーリーマンガでは、時代の空気が変化するのに合わせて、マンガの空気も変化させないと、読み手に冷められる危険性があります。
『ガラスの仮面』も、最初はスポ根っぽい作りから、穴に落ちては這い上がるストーリーだったものが、巻を重ねるにつれて、ライバルを細かく描き、才能vs努力のような構図を作りだし展開するようになってきています。
ただ、最近の巻では、設定自体が時代の変化についていっていない印象を受ける部分も結構あります。
休載明けで、作品の中では数ヵ月しか経っていないのに、登場人物間の連絡方法が黒電話からケータイに急に変わるなど、細かい所では時代を反映させようとしているところもあります。
しかし、私としては、全体的に上記のような感想を持ちました。
いまいちストーリーが進まない理由は、ひょっとしたら作者が、時代の変化に作品を合わせることをやめて、作品の方に時代の変化が合うタイミングを待っているのかもしれないですね。
ちなみに、幼いころ、登場人物の速水さんに恋していたという知人の女性は、
「このマンガの一番面白いところがどこだか分かる?
服がダサいところだよ」
と言っていました。
たしかに、最近の巻を見ると、主人公のトレーナーには、大きく「LOVE」とか書いてある。
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