弁護士石井です。
事務所の坂本弁護士は、前の事務所では深夜まで働くなど相当のハードワークだったそうです。
その疲れがまだ取れておらず、休日に人狼に行く気力もないそうなので、
『誰でも簡単に疲れをスッキリとる方法』という本を読んでみました。
『すべての疲労は脳が原因』というシリーズを書いている 疲労回復の名医の本ですね。
疲労回復といえば、私も20代の弁護士になりたてのころ、栄養ドリンクとか飲んでいました。
タウリンは1日にどれぐらい摂取しても大丈夫なんだろうと思ったりしていました。
しかし、この栄養ドリンクは、効果が実証されていないとして、勧められていません。
カフェインによる覚醒効果とプラシーボでしょうね。
では、どのような方法が有効なのでしょうか。
『すべての疲労は脳が原因』シリーズの疲労回復法
前作までの情報をまとめると、
作業していてまず飽きる→脳の疲れのサイン→休む
とりむね肉のイミダペプチドを摂取→タンパク質源としても優秀、個人的には低温調理がおすすめ
寝るときに右をを下にする
自然のゆらぎに触れる
あたり。
人間は、自然のゆらぎの中で生きてきた(川とか、風とか、森とか)ので、固定されているパソコン画面ばかりみていると、脳がゆらぎを求めるそう。
『森林浴はなぜ体にいいのか』という本の中では、自然音だけでも脳波に影響が出るという実験結果が紹介されています。
自然音の中でも、ウグイスの鳴き声や小川のせせらぎ音が効果が高かったとか。
さらには、自然のことを思い出すだけでも、脳にリラックス効果が認められたそうです。
最近では、VRでも効果がありそうですね。
坂本弁護士に自然に触れると良いとアドバイスしたら、工業地域の出身で自然に触れる機会がないと言われたので、本厚木の一駅前で下りて相模川付近を歩けば良いのではとアドバイスしておきました。
ストレッチ
今回の本でも、疲労は脳が原因ということで、脳の血流や自律神経を整える話が中心です。
睡眠ももちろん大事で、寝る前に1分間ストレッチをすると良いそうです。
これを実践したら、いまのところ睡眠の質が改善しています。
股関節、腰、肩あたりのストレッチですね。気になる人は読んでみてください。
日本茶で疲労回復
今回の本の中で一番役に立ったなと思ったのは、お茶。
お茶の淹れ方です。
日本茶の淹れ方。
お茶が体にいいのは有名ですが、本書も勧められています。
注目すべきは、お茶に含まれる3要素。
カテキン
カフェイン
ケアニン
それぞれ機能が違うのですね。
カテキンは抗酸化作用で脳に良い。
カフェインは覚醒効果。
テアニンはリラックス効果。
これらの要素がどれくら抽出されるかは、お茶を淹れる温度によって変わるそうです。
90度以上→カテキンがすごく多くなる
80度前後→カフェインが最大に
65度から70度→テアニンの含有量が優勢に。
抗酸化作用を重視したければ熱いお茶、覚醒したければ80度、リラックスなら低温がよいのです。
カフェインは低温で淹れると抽出量が少なくて済みます。
今まで15時以降にカフェインをとると睡眠の質が下がるという話を聞いていたので、夕方以降にお茶を飲むのも避けていたのですが、淹れ方を変えれば良いらしいです。
本の中では、夕食後に低温で淹れたお茶を飲むことでリラックス効果が得られ睡眠にも良いとされていました。
これは気づきませんでした。
お茶の温度と交渉
このあたりの話は、おそらく交渉、営業、説得でも使えますね。
弁護士事務所のように、ホームで相手と接するシーンがあります。
ホームでは、自分たちでお茶を出せます。
お茶を出す際には、どのくらいの温度で淹れたお茶を出すかによって、相手を覚醒させるか、落ち着かせるかが変わることになります。
怒っている相手を落ち着かせたいときにはテアニン重視。
逆にやる気にさせたいときとかは、カフェイン重視が良いのかもしれないです。
人は触れたものの温度によって反応が変わるという実験結果もありますので、それとあわせて活用すれば良いのではないかと。
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