弁護士石井です。
この秋から、弁護士の採用面接では、人狼ゲームを採り入れてみました。
人狼ゲームは、議論で嘘をついたり、見抜いたりするコミュニケーションゲームです。
就職の際、1対1の面接くらいで、どんな人かは見抜けないという実験結果も多く。
夜の店に飲みに連れていけばいいじゃん、という声もありそうですが、個人的に飲酒から卒業してしまったので、あまり有効とも思えず。
何年か前に、ゲーミフィケーションの話で、企業が採用面接でゲームを採り入れているという話を聞いたので、人狼ゲームをやってみることにしました。
最近では、スタッフや事務所弁護士にも協力してもらい、ランチ会の中で人狼をしています。
初心者だらけなので、ものすごいシンプルなルールに設定して、カードは人狼と村人の2種類のみ。
村人は人狼を見抜けば勝ち。
人狼はバレなければ勝ち。
私以外は事務所スタッフも初心者ですが、議論のきっかけを作っていけば、意外にまともな人狼ゲームになります。
議論のきっかけとして、最近は、お題人狼を使っています。
「いま、欲しいものは?」などのお題を出して、村人はホントのことを、人狼はウソのことを言ってから議論開始、というものです。
いいお題を出すと、求職者の価値観もわかりますね。
人狼ゲームでは、論理的なプレゼンも有効、感情での説得も有効。
相手の嘘を見抜く洞察力、推理力。
人狼を引いたら、仲間の人狼をかばう弁論力。
弁護士に必要な多くの要素が詰まっていて、面接や飲み会なんかより、よっぽど有意義な面接になります。
うちの事務所弁護士は、今のところ人狼も強いです。くそっ(←やられている人)
経営者のみなさまは、ぜひ試してみてください。
呼んでくれれば、ゲスト参加しますよ。
ちなみに、内部の練習会にて、村人なのに、
初日に全票集めて処刑される代表弁護士の図。
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