弁護士石井です。
今日は、ベストセラーになっている勉強本の紹介です。
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多くの実験データで効果があるとされた手法を主に取り入れた内容です。
これを効率的勉強法と呼んでいる内容ですね。
先日、厚木高校の同級生と飲む機会があり、勉強が嫌いだったと言ったら意外だと反応されました。
大学受験と司法試験はうまくクリアできたので、勉強好きだと思われていたようです。
私からすれば、その場にいた同級生が、昔から勉強が好きだったと発言していたことの方が意外でした。
私の場合、試験勉強は苦痛だったので、いかに少ない期間でクリアできるかを研究していました。
当時、今回の『効率的勉強法』みたいな方法を知っていたら、全力で採用していたと思います。
やってはいけない勉強法
まず、この本では、やってはいけない勉強法が紹介されています。
・アンダーラインとかハイライト
・集中学習
・忘れないうちに復習
アンダーラインは、線をひいたりすることで満足してしまうから、それで覚えにくくなってしまうそうです。
集中学習に関しては1つのものをずっとやっていると、やっぱり脳が飽きてしまうので、バラバラにいろいろやったほうがいいそう。
忘れないうちに復習するより、必死に思い出そうとする方が記憶に残りやすくなるそうです。
このなかで、個人的経験の話をすると、アンダーラインは、引きまくっていましたね。
司法試験では、基本書に色分けをして覚えていました。
自分の経験では、あの色だったから判例だ、とか、論文を書く際の流れを色で覚えていたりしたので、アンダーラインも意味があるのではないかと感じます。
線を引くだけだったら意味はないと思いますけどね。
効率的な勉強法
では、どのような勉強法が効率的なのでしょうか。
まず、アクティブにする必要があるようです。
思い出すことが大事なので、クイズを出していく形式。
目次を使ってクイズを出しながら、本を読むと有効でしょう。
一つのジャンルに絞って集中学習するのではなくて分散学習する。
忘却曲線という話があります。
あの忘却曲線とのからみで、復習をどのあたりでした方が効率よく覚えられるか研究した本があります。
ダイヤモンド社
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カードを複数使って、覚えていたら何日後、忘れていたら何日後、というように復習時期を決める方法です。
このシステムを自分で作ろうとうすると、結構大変。
ところが、効率的勉強法の著者が監修しているアプリがあり、これてかなりラクに復習できます。
『分散学習帳』というアプリ。
記憶する内容を入力し、思い出せたかどうかを入力すると復習するのに効果的なタイミングで再度、問題を出してくれるアプリです。
司法試験の勉強中に、アナログで似たような方法を使っていました。
受験勉強とかしていた時期に、これほど欲しかったものはないでしょう。
子供の勉強にも使えます。
仕事にも使える勉強法
その他、役立ちそうな情報を軽く紹介。
いわゆる勉強だけではなく、仕事でも使える方法ですね。
勉強中に音楽を聞くのはNG。
勉強前とか休憩中に音楽を聴くならばテンションが上がったりするので良いけど、勉強中はダメという結論だそうです。
自然と触れ合う状況で勉強。
自然の中で勉強したことによって子供の集中力と成績上がったという調査報告があるそうです。
集団の力。
周りが勉強している環境に身をおくと自分もやるという話ですね。
社会性がある人にとって、塾なんかはこの効果があるのだろうと。
クロノタイプを意識する。
自分にとって調子の良い時間帯というのがあるはずです。
朝型夜型みたいな話です。
私は、朝型です。夜遅くまで起きてるのが苦手だったりします。
こういう人が徹夜で勉強しても逆効果。
仕事でも同じですが、調子が良い時間帯に重要なことをするのが効果的です。
成長マインドセット。
硬直マインドセットと成長マインドセットという話がされています。
硬直:自分を変えられない
成長:成長することができる、能力を後から変えられる
自信というか成長の余地があることを確信しながら勉強した方が効果は上がります。
トップレベルでは遺伝の占める割合が大部分かもしれませんが、たいていのケースで能力は後から変えられると考えた方が良いでしょう。
細かい目標を立てていく、達成していく。
大きな目標は、自分の利益だけではなく、社会のために役立つかを意識する。
本を読むことによって自分がどういう風に社会に役立てるのか意識して読むと効果が上がるそうです。
運動。
スタンディングデスクとか。
というわけで、勉強に限らず、仕事にも使えそうな内容が詰まっていました。
実験データベースなので、多数の人に効果がある手法。
それゆえ、やみくもに自分で研究するより、まずここから試してみる方が効率よく進められることでしょう。
気になった人はぜひ読んでみてください。
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