東京貧困女子

本 借金問題
弁護士石井です。
『東京貧困女子。』という取材ものの本を読みました。
東京貧困女子。: 彼女たちはなぜ躓いたのか
中村 淳彦
東洋経済新報社
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大学の学費を払えず 風俗で働く女子大生とか。

奨学金で大学に通おうとするも、その奨学金を父親に使われてしまう話とか。
「奨学金をフルで借りたのは、父の勧めです。借金できるのはいいことだって契約させられました。半ば無理やりですね。私大なので学費もかかるし、それは仕方ないことと思っていました。」

「10 年後、どうなっていると思う?
 暗い話ですけど、たぶん自殺していると思います。」
 
「東京に来て、父親に奨学金をとられたと知っても「あ、そう」としか思わなかった。どうせ長くない命と投げやりになれば、負債が 300 万円でも 1000 万円でもあまり変わらない。未来が見えないならば、すべてをあきらめて見なければいい、ということだった。」

怖すぎる話です。

子供の奨学金の保証人になったり、教育費ローンで苦しむ親も多いですが、逆に子供から巻き上げる親もいます。

戸籍上の親子関係はなくせませんが、事実上、関係を断つことも場合によっては必要です。
「親子だから」って考えすぎる必要はないでしょう。

逆説的ですが、親や学校の言うことが正しいとは限らない、という教育がどこかで必要だと考えています。

「 私は思う。日本人も死ぬぐらいなら、「置かれた場所から、逃げなさい」。」

『 国が崩壊しても平気な中国人 会社がヤバいだけで真っ青な日本人』より

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