弁護士石井です。
3年ぶりにビットコインが高くなっています。
ここから2倍くらいになったら、債権回収不能案件で、仮想通貨の差押に動いてみても良いかもしれませんね。
自己破産や個人再生を希望する人の中には、過去に仮想通貨に手を出して損失を被ったという人も結構います。
これらの手続の準備中の方は、くれぐれも手を出しませんようご注意ください。
準備中に投機に手を出したら、同時廃止で行ける事案でも管財事件にされたりしますし、不許可リスクも出てきます。
さらに、利益が出たとしても、財産として認定され、処分対象に。しかも、課税される。
打ち合わせをしていると、どうも取引したそうな人がいるので、気をつけましょう。
なぜか上がっているものを買いたくなるのですよね。『影響力の武器』の社会的証明の章を読み込みましょう。
自己破産や個人再生の申立をする人で、過去に仮想通貨の取引をしていた人は、取引内容の確認のため、明細を提出します。
しかし、銀行口座を比べると非常にわかりにくいです。
コインチェック、zaif、ビットフライヤーが未だに大手だとは思いますが、zaifの使いにくさは、3年前より悪くなっていないでしょうか・・・。
私自身も、ネタで購入したことを思い出して、売却しようと思ったのですが、取引明細は文字化けしているし、損益も確認しにくいです。
依頼者の資料でも文字化けしていたんですよね・・・
これでは利益が出て確定申告しようとしても、どうやって算出するのやら。
まだまだ証券会社の使いやすさには及ばなさそうです。
2,3年前に仮想通貨取引の税務調査が話題になりましたが、税務署からzaif取引の申告マニュアルとか出して欲しいくらいです。わからなくて申告できない人がたくさんいそうです。
取引時の二段階認証で使う Google Authenticatorは、機種変更時の引き継ぎが改善していて、進歩を感じました。
さて、自分の仮想通貨状態を確認したところ、値上がりしているビットコインはあまり持ってもらず、マニアックなアルトコインに手を出していたようで、全部売ってもマイナスでした。残念。
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