傘がないのはナゼか?『自分では気づかないココロの盲点完全版』

自分では気づかない、ココロの盲点 日記

弁護士石井です。

『自分では気づかないココロの盲点完全版』という本を読みました。

自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80 (ブルーバックス)
自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80 (ブルーバックス) 池谷 裕二

講談社 2016-01-21
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池谷氏の脳についての書籍はたくさんありますが、そのなかでも本書は、クイズ形式っぽく展開されているので、楽しく読めます。
得られる内容は、脳の癖や心理学の知識。

 

たとえば、本の中では、
・突然、雨が降ってきた
・職場の傘立てを見たら、自分がいつも使うビニール傘がなくなっている。
・このとき、どちらの推測をする人が多いでしょうか?

1 誰かが持って行ったかな
2 どこかに置き忘れたかな

というような問題が出されています。

 

実験結果では、1が正解だったそうです。

その理由は次のように説明されています。

責任は自分でなく、他人にあると考えたほうがストレスが少なくてすみます。
置き忘れたと感じるより先に、盗まれたと直感する人が多いはずです。
脳は、成功を「自分の手柄だ」と思い、失敗を「他人のせいだ」「不可抗力だった」と解釈します。(98頁)

ここから、私たちは、つい「他人のせいだ」と考えてしまう癖があることが分かります。
実際には、他人に責任がない、少ないのに、その人を責めてしまうと、関係は悪くなってしまいますね。
これがトラブルの原因になってしまうこともあります。

「他人のせいだ」と感じたときに、この脳の癖を思い出して、責めるのと思いとどまってみると、トラブルになる可能性が下がるかもしれません。

賢く生きたい人は読んでみてはいかがでしょうか。

 

厚木の弁護士事務所 相模川法律事務所

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