弁護士の香崎です。
中央大学横浜山手中学校(横浜市中区)が、今年2月の入試で大学理事長の知人
の孫を不正合格させ、大学学長の指摘で3月に合格を取り消していた、ということが
報道されています。
訳あって、今週末ちょうどこの中学の学校説明会に(仕方なく)行く予定があったの
で、この報道に目が釘づけです。しかも、ある新聞によると、学長は弁護士というこ
とで、その点も興味をそそります。学長は、後から不正を知って合格取消しを指示
し、それに反対する校長と意見が対立したとか。
受験生自身には不正行為はなかったようですが、気の毒にいったん合格とされた
のを、本来の判定どおり不合格に修正されたようです。
この措置について、報告を受けていた神奈川県は
「入学者選抜は校長の権限だが、一旦合格としたのを不合格にするのは適当では
ない」
としているということです。
では、県としてはどうすればよかったと考えているのか、それも興味が湧きます。
本来は合格ラインに達していなかった受験生を、本人の過失なくいったん「合格」
と通知していたから、合格扱いのままにした方がよかった、ということなのでしょう
か。
今日の午後会見を行うということだそうで、興味津々です。
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