生物学者・本川達雄教授の講演

弁護士の香崎です。

このブログでは、皆様に「法律について分かりやすく紹介していく」ことを目標として
いましたが

参照→ 3月7日のブログ

なかなか法律に絡めたお話ができません。
今日も、法律とは直接関係のないお話です。

先週末、東京工業大学の学園祭に行きました。私は東京工業大学とは縁もゆかりも

ありません。目当ては、同大学の本川達雄教授の講演(無料)を聴くことでした。

本川教授は、生物学者で、「ゾウの時間、ネズミの時間」がベストセラーになった外、

著書多数、高校生物の教科書も執筆している方です。小学校の国語の教科書にも

著作が載っています。
人物紹介→

キャラクター的にもかなりユニークな方です。今回の講演にもそれは随所に出てい

ました。

一番最近だと、「生物学的文明論」という本を出しています。この本は、これまでの
著作の内容をコンパクトにまとめただけという感じもしますが、順調に版を重ねてお
り、結構売れているようです。今回は主にこの本で書いていた内容の話でした。

ものすごくかいつまんで言うと、現代は使いたいだけエネルギーを使い、色々なこと
のスピードを速めているが、それは見直した方がいいんじゃないか、生物は種類に関
係なくほぼ、心臓が約15億回打ったら寿命になる、人間だとそれは41歳くらい、
あとは「おまけの人生」なのです、そこでの生き方はどうするべきか、などなど。私
としては非常に共感できる考え方です。

弁護士の仕事は移動が多く、スピード、時間効率はとても大事なことです。私も常日
頃からそれは意識しています。
しかしその一方で、本川教授の唱えるような、生物の一員としての視点も持っておき
たいとも思っています。

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