事務スタッフ、black dogです
先日、事務所に保管してある、○知県の研修DVDを見ました。
はじめに司会をされていた弁護士の先生が
『この試験は四肢一択で・・・』
と話されている場面があったので、どうしたことかと思ったのですが、事務職員能力認定制度に関する録画DVDだったので、一通り研修があったあと、テストがあったのですね
DVDで研修を受けている方は、レポート提出で認定判断がなされたそうですが、『認定できないと思った場合は返送しますので再提出』とのコメントがありました。
私は、小規模個人再生に関してのDVDを探していたのですが、前半には法人破産と管財事件についても録画されていました。(残りの4分の1が個人再生に関する内容)
とあるところに住む甲山乙郎さんは会社経営をしているのですが、仕事の受注量減少により赤字となり、なくなく破産を決意することになります。
BDが本日、お題とするのは、この乙郎氏の保証人となっていた息子;一郎氏の小規模個人再生について。
連帯保証となっていた額は3000万円で、住宅ローンは2500万円ある状態。
また、一郎さんはお父さんの会社とは関係のない、別会社でサラリーマンをしています。
この状況下でも、家を残したいという一郎さんに、DVDの中の先生が出した方法は2パターン
(さっき、2回も個人再生と書いたので、どうせ再生なんでしょ、とおっしゃらず、読んで頂けると有難いです)
①破産して自宅を親族に買い取ってもらう。
えーーーーーーー
私は心の中で叫びました。
世の中の親戚って、揃いも揃って、そんなお金持ちばかりなのか
ですが、驚いたのも束の間、話をされていた先生も『こういうケース、まずないでしょうね』
(きっと、場を和ませようと準備してくださったのでございますね。)
②小規模個人再生か給与所得者等再生手続きを踏む。
結果的に、一郎さんはサラリーマンであり、将来、継続して所得を得るであろうと考えられるので、小規模個人再生を選びます。
個人再生は、アルバイトや年金の方でもできるそうですが、弁済していけることが大切。と解説されていました。
無職の方に関してはこちらの、”個人再生手続きを使える人”
にあります。
※詳細は弁護士にお問い合わせください。
再生を使えるかどうか、借金の額に関しても規定が。
住宅ローンを除き、5000万円以下の借金でないと個人再生が使えないことになっているそうです。
なので、一郎さん、この部分でも大丈夫ですね
もし一郎さんが住宅がなくても、普通の借金が7500万があったら、だめなんですね
では、実際にいくら返済すればよいのでしょうか。
個人再生の場合、債権額によって自動的に決まります。
最低弁済基準額、もしくは、破産した場合に、債権者の配当に回さなければいけない額(清算価値)の、どちらか高い方で支払うと決められている、という解説がありました。
具体的には、こちら
です。
参照しているのは相模川法律事務所のホームページなのですが、分かりやすい個人再生の流れ
やケース紹介
もありますのでどうぞご覧ください。
再生のトップページ
からは想像できないくらい?充実していますので、クリックして覗いてみてくださいね
私はまだ流れが分かってきた段階ですが、この続きは来月またエントリーします。
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