公正証書遺言、デジタル化に向けて準備中

相模川法律事務所に入るまで、ずっと”ゆいごん”という読みしか知らなかったのですが、法律の世界では”いごん”で良いのだそうです。

今日は、先日、朝日新聞の三面記事で、『公正証書　進むデジタル保存』とあったので、少し書いてみます。

それはひとまず、おいておきまして・・・

遺言者が自分で書いた遺言（＝自筆遺言）は、相続人全員が裁判所に集まって確認しなければならないそうで、形式に誤りがあるなどすると、必ずしも認められるとは限らないそうです。

そもそも、きちんと発見されるかも分かりません。

そして、作成したからといって、必ずしも安心でないことが露呈したのは、やはり東日本大震災で、公正証書のデジタル化は、東京・横浜・大阪を皮切りに開始されているそうです。

ただ、全国的に普及するのはもう少し先なようです。

公正証書は、公証役場で公証人のもと発行され、正本が本人に交付され、原本は役場で保管されるそうです。

遺言とは簡単に言いますが、死は予測不可能なもので、その人自身だけでなく、家族への影響も唐突に訪れるものです。