弁護士の香崎です。
先日、出会い系サイトのサクラによる被害について書きました。
今日(4月18日)の毎日新聞で、出会い系のサクラサイトによる被害が深刻化して
いることが報道されていました。
引用:
「出会い系サイトなどに名前を登録すると、サイトの利用者を装った「サクラ」とみら
れる人物からメールが届き高額な請求をされる「サクラサイト」被害の増加に歯止
めが掛からない。国民生活センターによると、昨年12月には40代女性が被害相談
の中で最多の8000万円をだまし取られた。「出会い系サイト被害全国連絡協議会」
として活動してきた弁護士グループは「サクラサイト被害全国連絡協議会」と名称変
更し、対策に本腰を入れ始めた。
岐阜県の40代主婦は、4460万円の被害に遭った。相談を受けた小泉友弁護士に
よると、10年6月に「プレゼントに当選した」と携帯電話にメールが入り、アクセスした
アドレスが出会い系のサクラサイトだった。「お金はあるが心に余裕がない」と悩みを
訴えるメールを受け取り、相談に乗った。「アド券」「権利券」などの名目で利用料1回
7万~8万円を運営会社から請求され、メールの相手が後で負担してくれると思い込
み1年半にわたり振り込んだ。」 (引用終わり)
私も、この「サクラサイト被害全国連絡協議会」に入っており、先日のブログのとおり、
季節を問わずサクラと戦っているわけです。彼らの手口は、本当にさまざまです。
このような携帯サイトを運営している会社は実態が掴めないことも多く、魑魅魍魎
(ちみもうりょう)と戦っているようなところもあります。
しかし、こちらもあちこちに矢を放って、何とか敵をあぶりだしており、その結果被害
回復が図れることが(現在までのところでは)多いです。
被害に遭った方がいたら、「こんな手口にひっかかってしまって・・・」などと恥ずか
しがらず、当事務所、あるいは国民生活センターなどにご相談下さい。
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