弁護士への禁句~カフェの場合

弁護士石井です。

先日、某チェーンのカフェに入りました。

注文をすると、店員さんから言われました。

「ただいまの時間、勉強などはご遠慮いただいておりますが、大丈夫ですか?」

「・・・」

なんというか

ものすごく曖昧なルールですよね。色々とツッコミどころがあります。

まあ、オーソドックスに質問してみました。

「勉強など、とおっしゃいましたが、その『など』って何ですか?

「え・・・っと
 まあ、辞書を出したりすることですよ」

「辞書を出す?
 それって、勉強の際の参考資料ですよね。やってることは勉強ですよね。
 『など』って別に他に禁止されてるものはないのですか?」

「最近、学生さんたちが多くてねー」

「なるほどね。
 本を読むのはOKですか?」

「もちろん、大丈夫ですよ」

どうやら、このカフェ店員の言うところの「勉強」とは、主体が「学生」の勉強、しかも辞書などを広げる勉強という趣旨で、読書は含まれないようです。
学生の勉強を禁止する趣旨は、話を聞く限り、1杯で粘られてしまい、他のお客さんの迷惑(=店の回転率低下、売上減少)になるからというもののようです。

そうなら、最初からハッキリ定義してもらいたいものです。

「勉強など」なんて言ったら、読書、インターネット、コーヒーの味を追求する、人間観察
のように色々なものが含まれてしまいます。

何かを禁止するからには、しっかり定義をする必要があります。

今回は、職業病でつい質問してしまいましたが、どうやら、この店員、すべてのお客さんに対して上記発言をしているわけではないようでした。
この店員が、私に、この学生の勉強禁止ルールを告知したのは、私の外見年齢が学生のように見えたからでしょうか。
それとも、リップサービスでしょうか。

後者だったら、良いお店ですね。

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