弁護士石井です。
東京地方裁判所での弁論準備期日がありました。
通常、弁論準備期日は、個室で行われたりします。
会議室のようなところで、裁判官と当事者の代理人が出席して行うことがほとんどです。
今回も、弁論準備期日だったので、そのような進行だろうと考えて、裁判所の書記官室に行ったところ、法廷に行くように言われました。
法廷に行ってください
裁判だと、弁論期日は法廷で複数の事件が並行して行われます。
これに対して、弁論準備期日は、会議室などで行うことが通常です。
弁論準備期日なのに、法廷に行けと言われて驚きました。
どうやら、新型コロナウィルスの関係で、狭い会議室ではなく、広々とした法廷で、弁論準備期日を行う趣旨のようです。今回の件では、当事者も複数いたので、そのような配慮したのかもしれません。
裁判所の法廷では、原告席、被告席と分かれています。弁論準備期日でも、原告代理人は原告席に、被告代理人は被告席に座りました。
すると、書記官の席に座っていた人が「では始めましょう」と言い始めました。
書記官席に座っていたのが、担当裁判官だったのでした。
弁論準備期日では、同じ会議室のテーブルに座ることが多い裁判官ですが、法廷では、一段高い裁判官席に座っているわけで、書記官席に座ってる人が裁判官など思いませんでした。
すぐに慣れましたが、フェイントかけられた気分です。
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