法律事務所に就職しやすい志望動機

事務所について

弁護士石井です。

AIの使い方の一つに、発信情報の整理があります。
質問して回答をもらうだけではなく、アウトプットしてもらうイメージですね。
コードを書いてもらったりするところから始まり、普通の日本語での文章作成もある程度はできるようになっています。

たとえば、次の質問。

法律事務所に就職しやすい履歴書に書く志望動機を考えて

法律事務所に就職するための志望動機としては、以下のようなものが考えられます。

・法律に対する情熱や興味
法律事務所で働くことが自分の情熱や興味に合致するという点を強調することができます。法律について熱心に学び、興味を持ち、それを実務に活かしたいという意欲を示しましょう。

例: 私は幼い頃から法律に興味を持ち、大学では法律学部に進学しました。法律に対する情熱を持ち、より実践的な経験を積みたいと考えており、貴事務所で働くことが夢であります。

・法律事務所で働くことの価値を理解している
法律事務所で働くことが自分にとってどのような価値があるのか、その点を考えた上で志望動機を記載しましょう。例えば、専門的な知識やスキルを身につけられる、高度なプロフェッショナルネットワークに参加できる、社会的貢献を果たせる、といったことが挙げられます。

例: 貴事務所は、多様な案件に携わることができ、また高度な専門性を有することで知られています。私はそのような環境で働くことで、自身の専門知識やスキルを磨くことができるとともに、社会的な貢献を果たせると考えています。

・法律事務所の文化や価値観に共感する
法律事務所には、それぞれ独自の文化や価値観があります。その点に共感し、自分自身のビジョンや目標と合致することを志望動機に記載することができます。

例: 私は、チームワークやクライアントの利益を最優先に考えるといった貴事務所の価値観に共感しています。自分自身も、誠実であることや努力することの重要性を大切にし、貴事務所でそのような文化に貢献したいと考えております。

抽象度が高い内容ではありますが、例まで書いてくれています。AIが広まれば、そのまま書いてくる人が多そう。

AIは、質問の具体度を高めることで、回答も具体的になることがあります。
もう少し具体的な質問にしてみましょう。就職対象を変えることで、回答例は変わってくるのでしょうか。

面接
Midjourneyで作成

大規模法律事務所への志望動機

質問「従業員100人以上の大規模法律事務所に就職しやすい履歴書に書く志望動機を考えて」

・大規模法律事務所での経験を積みたい
大規模法律事務所で働くことで、多くの法律案件に携わることができ、様々な業務経験を積むことができます。また、大規模法律事務所には高度な専門性やノウハウが蓄積されているため、自分自身の専門知識やスキルを向上させることができる点を志望動機に記載することができます。

例: 私は多くの法律案件に携わることで、幅広い業務経験を積みたいと考えております。また、大規模法律事務所には高度な専門性やノウハウが蓄積されているため、自分自身のスキルアップを図り、より優れた法律家となることが目標です。

・高度な専門性やノウハウを身につけたい
大規模法律事務所には、高度な専門性やノウハウが蓄積されているため、そこで働くことで多くのことを学ぶことができます。自分自身も、そのような専門性やノウハウを身につけたいという意欲を志望動機に記載することができます。

例: 私は高度な専門性を持った法律家になることを目指しております。貴事務所には多くの経験豊富な弁護士が在籍しており、高度な専門性やノウハウを身につけることができると考えております。貴事務所で働くことで、自分自身がより優れた法律家になることを目指したいと思っております。

・多様な案件に携わり、スキルを磨きたい
大規模法律事務所では、多様な案件に携わることができます。そのため、自分自身が持っているスキルを磨くことができるという点を志望動機に記載することができます。また、大規模法律事務所で働くことで、多様な業務経験を積むことができ、将来的には自分自身が立ち上げる法律事務所などで活かすことができる点をアピールすることもできます。

例: 私は多様な業務経験を積むことで、自分自身が持っているスキルを磨き、成長することを目指しております。貴事務所では、多様な案件に携わることができるため、自分自身の成長につながる経験を積むことができると考えております。将来的には自分自身が立ち上げる法律事務所などで活かすことができるスキルを身につけることが目標です。

・高いクオリティのサービスを提供する法律事務所で働きたい
大規模法律事務所は、多くの経験豊富な弁護士が在籍しており、高いクオリティのサービスを提供していることが多いです。自分自身も、高いクオリティのサービスを提供することに誇りを持ち、そのような環境で働きたいという意欲を志望動機に記載することができます。

例: 私は高いクオリティのサービスを提供することに誇りを持ち、そのような環境で働くことが目標です。貴事務所では多くの経験豊富な弁護士が在籍しており、高いクオリティのサービスを提供していることが多いと伺いました。貴事務所で働くことで、自分自身も高いクオリティのサービスを提供できるような法律家になることを目指したいと思っております。

大規模法律事務所の特徴としては、多様な事件があるという前提に立っているようです。そこで働きたいとアピールするわけですね。

では、逆はどうでしょうか。

地域密着型法律事務所への志望動機

質問「従業員10人以下の地域密着型法律事務所に就職しやすい履歴書に書く志望動機を考えて」

従業員10人以下の地域密着型法律事務所では、大規模な法律事務所とは違い、アットホームな雰囲気で働くことができ、地域の人々の生活に貢献することができる点が特徴です。以下に、従業員10人以下の地域密着型法律事務所に就職するための志望動機をいくつかご紹介します。

・地域の人々の生活に貢献したい
地域密着型法律事務所では、地域の人々の生活に密着したサービスを提供することができます。自分自身も地域の人々と関わりを持ち、そのようなサービスを提供することに興味があり、貴事務所で働くことで、地域の人々の生活に貢献できるという意欲を志望動機に記載することができます。

例: 私は地域の人々と関わりを持ち、その生活に貢献することに興味があります。貴事務所は地域密着型であり、地域の人々の生活に密着したサービスを提供していることがうかがえました。私も貴事務所で働くことで、地域の人々の生活に貢献することができると考え、熱心に仕事に取り組んでいきたいと思っております。

・専門的なスキルを身につけたい
地域密着型の法律事務所では、あらゆる業務をこなすことが求められるため、多様なスキルを身につけることができます。自分自身も、多様なスキルを身につけることで、将来的には自分自身が立ち上げる法律事務所などで活かすことができる点をアピールすることができます。

例: 私は多様な業務経験を積むことで、自分自身が持っているスキルを磨き、成長することを目指しております。貴事務所では、あらゆる業務をこなすことが求められるため、多様なスキルを身につけることができると考えております。将来的には自分自身が立ち上げる法律事務所でこれまでの経験を活かし、自分自身が経営することも視野に入れております。貴事務所で多くの経験を積み、多様なスキルを身につけることで、将来的に自分自身が立ち上げる法律事務所などで活かすことができると思っております。

・地域に根付いた事務所で働きたい
地域密着型の法律事務所は、その地域に根付いた存在であることが多くあります。そのため、地域の文化や人々の生活に精通していることが求められます。自分自身も、地域に根付いた存在であり、地域の文化や人々の生活に興味があり、そのような地域密着型の事務所で働くことに意欲があることをアピールすることができます。

例: 私は地域に根付いた存在であり、地域の文化や人々の生活に興味があります。貴事務所は、地域の人々に密着したサービスを提供し、その地域に根付いた存在であることが伺えました。私も貴事務所で働くことで、地域の文化や人々の生活について学びながら、地域に貢献できることを目指していきたいと思っております。

結局、「多様なスキルを身につけたい」という内容は入ってくるようですね。
その地域の人に貢献したいという点をアピールするのが特徴でしょうか。

全く違う分野だったら、違う志望動機を作ってくれるのでしょうか。

居酒屋に就職しやすい履歴書に書く志望動機を考えて

以下は、居酒屋に就職するための志望動機の例です。

・お客様に満足していただけるサービスを提供したい
居酒屋は、お酒や料理を提供するだけでなく、お客様とのコミュニケーションが求められる職種です。自分自身がホスピタリティやサービス精神に熱心であり、お客様に満足していただけるサービスを提供することができるとアピールすることができます。

例: 私は人と接することが好きで、お客様に満足していただけるサービスを提供することができると自信を持っています。居酒屋で働くことで、お客様とコミュニケーションを取りながら、お酒や料理について学びながら、より良いサービスを提供できるように努めたいと思っております。

・チームワークを大切にしたい
居酒屋は、多くの場合、複数のスタッフがチームとして働くことが求められます。そのため、自分自身がチームプレイヤーであり、チームワークを大切にすることができるとアピールすることができます。

例: 私は、チームワークを大切にし、他のスタッフと協力してお客様に良いサービスを提供することができると思っています。居酒屋で働くことで、他のスタッフと連携を取りながら、お客様にとって良い雰囲気を作り出すことができるように頑張りたいと思っております。

・新しいことに挑戦したい
居酒屋は、新しい料理やサービスを提供することが求められることがあります。そのため、自分自身が柔軟性があり、新しいことに挑戦することができるとアピールすることができます。

例: 私は、新しいことに挑戦することが好きで、柔軟性があります。居酒屋で働くことで、新しい料理やサービスを提供することにチャレンジしながら、自分自身を成長させたいと思っています。

法律事務所での志望動機と全く違う内容が出てきました
一応、職種の内容を理解して、それなりの回答を出してくれるようです。
法律事務所での採用活動をしていて、こんな志望動機を見ることもよくあります。
まあ、使い回す人も多いですよね。
本気でその仕事につきたいと考えるなら、その業種独自の志望動機内容にした方が成功率は上がるでしょうね。

この内容そのままでは厳しいでしょうが、何を書いて良いかわからないときは、アイデアをもらって、多少具体的に自分の言葉で書き直したら有効なのではないでしょうか。

法律事務所に履歴書を送る人は参考にしてみてください。

Midjourneyで作成

就職面接の画像をMidjourneyで作ったのですが、なかなか難しいですね。

写真より、マンガの方が、イメージに近いものができます。

漠然としたイメージを適当に画像にしてもらうならできるのですが、明確なイメージを伝えるには、指示の仕方が不十分なようです。

AIの仕組みとして、パターン化されたデータから評価を受けそうなデータを取り出してアウトプットしているようです。そのため、質問が漠然としていると、回答も万人受けしそうな、良さげな、抽象的なものになります。画像生成でも同じ仕組みだと感じました。

そのため、狙ったアウトプットがあるのであれば、質問・指示をかなり具体的にしないといけないのでしょう。その絞り方がAIテクニックとなりそうですね。

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