福岡の弁護士、預り金2500万円を着服か

弁護士の香崎です。

「福岡の弁護士、預り金2500万円を着服か。」

衝撃的なニュースが出ていました。

ニュース

本人は、自分の属する弁護士会に対し、「金は事務所経費や生活費に充てた。

返還は困難」と、回答しているとのこと。

ううむ、なんてことを。

なぜそんなにお金に困ってしまったのでしょう。真相は追々明らかになっていく

のでしょうが。

この弁護士がどんな事務所経営をして、どんな生活を送っていたのか、私は分

かりません。ただ、若手ではなくそれなりの経験年数がある弁護士のようです。

最近思うような収入がないのに、これまでの生活レベルを下げることができずに、

とにかくお金の都合をつけようとして今回の事態に至ったのではないか、という思

いを抱きます。

普段借金相談の際に相談者の話を聞いていても感じますが、人は一度手にした

生活レベルを、容易なことでは下げることができません。(特に住宅ローンを組ん

でいると事実上それには手をつけられない)
「収入が減ったなら、それに合わせた生活を送るしかない」と、理屈では誰でも分

かりますが、これを実践するのは実は極めて難しいと、感じます。

借金整理のために生活を抜本的に見直した例としては、200年ほど時代をさか

のぼりますが、ベストセラー「武士の家計簿」(磯田道史著)で紹介された加賀藩

の猪山家も挙げられます。並大抵の覚悟ではできないことが伝わってきます。

あまり便利な生活におぼれないよう、私も気を付けます。(車も持たず、結構つ

ましい生活送ってますが)

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