こんにちは
事務スタッフのblack dogです
先週、山田真哉さんの本が紹介されていたので
(公認会計士に学ぶ老後資産を貯めておくべき時期
)、
著者続きで、『さおだけ屋はなぜつぶれないのか』という本に
触れてみようと思います
本棚から引っ張り出しました
タイトルに書いたのは、昔聞いた竿竹屋さんが放送していた
あの歌?なのですが、都会育ちの方は知らないですよね
(たけやって竹屋で良いのでしょうか・・・)
さて、公認会計士の著者が、最も簡単で初歩的、かつ、会計の本質が
分かるように、頭に入りやすい実例で1冊書ききっているのが、この本です
『挫折せずに最後まで読める会計の本この本は、
「会計が嫌い」「会計が苦手」「会計を学んでも意味がない」と
思っている方のためにあります。
「会計」はけっしてやさしいものではありませんが、
《会計の本質的な考え方》はそれほどむずかしくはありません。
本書では、日々の生活に転がっている「身近な疑問」から考えはじめることで、
会計の重要なエッセンスを学んでいきます。』
説得力ありますね
ということで、前置きが長くなりましたが、タイトルも著者が解く
例のひとつなんです
タイトルの答えを書いてしまっては、無味乾燥なので
4章にあるエピソードをひとつ。
ある店舗があり、個人で商売をしています。名前はA店
ですが、大手チェーン店舗がそばに引っ越してくる事態が発生します。
仕方がないのでお店を売ることを不動産屋と決めていました。
そんなとき「A店を改装すれば、売り上げも上がりますよ!」という営業マンが
確かに、乗りたい気もする話ですが費用はなんと3000万円
さらに、この話をきいた不動産屋さん、「改装しなければ他の店舗に
転換しやすいから、改装しないほうが高く売れるよ!」と言い出します
その見積り価格は4000万です。
改装した場合は、1か月に500万円の売り上げがあるので
500万円×12ヶ月-改装費3000万円=3000万円の売り上げが出る計算です。
でも、改装したら売却による価格はゼロになってしまう・・・
こういった条件がつけられた際に使用するのが「チャンスロス」の概念なのだそうです
チャンスロス=機会損失ですね。
さきほどの計算、500万円×12ヶ月-改装費3000万円=3000万円から
4000万を差し引くと、-1000万 1000万円の赤字です
だから、計算式の通り、改装しないほうがいいことが計算式から
分かってしまうんです
ぼんやりとしたものが、数字を使用すると、あっという間に明確に
なりました。
マジックみたいですね
ざっと書いただけなので、詳細が気になる方は是非本を
読んでみてくださいね
この本を読み終わっても、私の数字への隔たりは中々
拭いきれない感が否めなくもないのですが
数字の見方が、以前よりずっと柔軟に、楽になったような
気がします
日々に活かせるといいです
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