皆さん、おはようございます
事務スタッフのBlack dogです
昨日は、雨や雪で大荒れの天候でしたが、今朝は爽やかに晴れましたね
路面凍結や、気温の低下に気を付けてお過ごしくださいね。
さて、今年初めての本は『シャネルの真実』のご紹介です
著者はジャーナリストの山口昌子さんです。
シャネルというと、ほとんど誰でも知っている有名なブランドですね
シャネルは、ラガーフェルド(カリスマ性のあるデザイナーさんです)のイメージが
強いためか、創設者が男性と思われがちですが、初代はガブリエルという名の女性です。
著者によれば、シャネルは、特に親族が亡くなってからというもの、自分の生い立ちや内面など
いわゆる個人的な事情をそれまで以上に周囲に明かさなかった為、
シャネルの人物像に迫るのはなかなか困難だったそうです。
というのも、華やかに見えるファッション界で、豊かに育った人が多そうな
イメージがありますが、シャネルは孤児院で育ち、お針子として生計をたてた人です。
シャネルは様々な意味で人気の高い人物なので、書店にも数多の本があり、
シャネルが弟子に厳しかった様子や、その仕事熱心な様子が書かれているのですが、
この本はより彼女の内面に迫れる本だと感じました
シャネルが初めて開業した店舗は帽子屋で、当時、羽根や飾りなど豪華でレーシー、
重い帽子が持て囃された時代に、シンプルで被りやすい帽子をつくり、それがヒット
します
最初から波にのったわけではなく、愛人の助けを借りたり、困窮しながら製作に
あたるなど、沢山の苦労を成功に繋げます。
身分が低かったため、好きな人とは結婚できなかったのですが、シャネルは人間的に
大変魅力があり、(本には綺麗とは言えないという記述がありますが、十分キレイ)
多くの人が彼女を助けたそうです。
コルセットで体を絞めたり、乗馬の際も女性は横向きでドレスという時代に、この人、
なんと男性のパンツを加工して自ら履いてしまいます。
現代のように、新しいデザインを世に出すとか、そういった次元ではありません。
おそらく日本の文明開化のような衝撃があったと思うのですが、最初は抵抗を示していた
女性も、彼女が作り出す被服の着用のしやすや、媚びないデザインに惹かれるように
なります
個人的にシャネルの服を着たことはありませんが、黒と白(正しくはベージュ)を
基調にしたシャネルルックは、現代においてもプレタポルテを初めて着る人にも
着用しやすいと評判なのだそうです
このカラーはシャネルの店舗内にも使用され、これは規定で定められているのだとか。
規定外の色を店舗に使用すると、違反になってしまうそうです。
シャネルは80歳代で亡くなるまで、ファッションの世界に勤しんだそうです。
フランスでは、女性の社会進出に貢献した人としてシャネルの名が挙がることも
多く、その社会的な存在が認められています。
自分の信念を貫き、その作品が今も世界で愛される偉大な方で、
私も憧れます
相模川法律事務所にとっても、皆さんにとっても、
シャネルのように、信念を貫ける1年になりますように
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