この中華料理屋のメニューは合法か

弁護士石井です。

香崎弁護士がブログに書いていた、くじ引きで当たると、ランチが安くなるという中華料理屋に連れて行ってもらいました。

参考記事:お昼の賭博

伏木弁護士に聞いてみると、事務所全員で15回程度くじ引きを引いて、当たったのは香崎弁護士の1回だけだそうです。
くら寿司のくじ引きよりも当たる可能性が低そうですね。

厚木の弁護士事務所-中華

メニューの最後には、券が当たると、定食代が500円になると、しっかり書かれています。

私は、おすすめ定食750円を注文。

伏木弁護士だけが、日替わり定食(600円)を注文しました。

食べ終わった頃に、お店の人が大きな箱を持って各テーブルを回って来ました。

くじ引きは残念ながらハズレでした。

私が引いたあと、お店の人は、伏木弁護士を見て聞いてきました。

おお、ヒガワリ?

「はい、日替わり定食ですが」

すると、お店の人は、伏木弁護士にくじ引きをさせずに、他のテーブルに移動してしまいました。

どうやら、お店のルールでは、

750円の定食→くじ引きで500円になる可能性あり

600円の日替わり定食→くじ引きなし

のようです。

しかし、メニューには、日替わり定食の場合には、くじ引きができないという記載がされていません

むしろ、すべての定食で、くじ引きができ、500円になる可能性があるように読めます。

厚木の弁護士事務所-中華

初詣では大吉のおみくじを引いた、強いくじ運を持つ伏木弁護士はスルーされたことに激怒しました(脳内で)。

くじ引きの点以外にも、メニューにはおかしな点があると指摘し始めたのです。

「冷って、麺じゃなくて、お面?顔?何が出てくるんだよ」

厚木の弁護士事務所-中華

「Fって、何だ?伏木のF?
 FAX?そもそも、何でメニューにFAX番号載せる必要があるんだ?

厚木の弁護士事務所-中華

「間違えて、のって書いたのを、と に直したんだろうな。

 でも、問題はそこじゃない。

 キャベツ

 キャベツ?

 ツが1つ多いんだよ

厚木の弁護士事務所-中華

伏木弁護士のハートに火をつけると、恐ろしいことになります。

伏木弁護士の騒ぎを聞いたのか、他のテーブルからも、メニューをみながら、色々とツッコミを入れる声が聞こえてきます。

ふと、隣のテーブルにあるメニューを見てみると・・・

厚木の弁護士事務所-中華

あれ、くじ引きの記載の前で終わっています

どうやら、このお店、メニューを何枚もコピーして各テーブルに配布しているようですが、

少しずつズレてコピーされているようでした。

そもそも、くじ引きの存在自体説明されていないテーブルがあるのです。

「これは説明義務違反なのではないか?」

そう考えた伏木弁護士は、この店の顧問弁護士になり、メニューを法的に問題ないよう修正すべく、その後も通い続けているそうです。

法的にトラブルにならないメニュー作りについては、ぜひ当事務所の伏木弁護士にご相談ください。

ご相談は相模川法律事務所ホームページへ

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