身近な生き物

弁護士の香崎です。

私の生まれ育った地は、昔はそこらじゅうに田んぼがあって、夏の夜はカエ
ルの大合唱でした。
しかし、その後は宅地開発が進んで田んぼが激減し、今では、少なくとも家

にいては、カエルの大合唱はおろか独唱も聞くことができなくなりました。

昔、岐阜の田舎で会社の独身寮に住んでいたことがありました。ここもまた辺
り一面田んぼだらけで、寮の廊下やトイレなどにもよくアマガエル君が出没し
ました。隣の部屋にいた男はカエルが嫌いで、部屋の中でカエルを見つけてパ
ニックになり、慌てて共用の掃除機を持って来て、それでカエルを吸い込んで
しまったそうです。なんてひどいことを。でも、つい最近新聞で「ゴキブリを
掃除機で吸い込んでも大抵這い出して来ます。注意。」と出ていました。ゴキ
ブリの方が図太そうですが、この時のカエル君も脱出していたかもしれません。

この地の周辺環境がその後どうなったかは分かりませんが、やはり周辺の開発
が進んでいたので、恐らく田んぼは減ったことでしょう。

現在の自宅周辺もそうですが、とにかくやたらとアスファルトやコンクリートで地

面が固められてしまい、人間以外は住めない場所が増える一方です。私として
はとても寂しい限りです。

それでも、本厚木から小田原までの小田急線沿線は、見事な田園風景があち

こちに広がっています。

また、少し前に仕事のため本厚木からバスで20分ほど北に行ったら、辺り一

面見事な田園風景でした。す、素晴らしい。聞けば、夏になると田んぼの畦道

は、カエルを踏まずには歩けないほどだそうです。

いいですねえ。

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