私のよくいくお店では、酒匠(さかしょう)がお酒と常連の好みをよく把握しています。
そのため、私の好みに合わなそうな酒を注文しても、聞こえないフリして出してくれないことがあります(その自信は見習いたい)。
客側としては、口に合わないものは呑まずに済むので、そのような対応でもそんなに問題にはなりません。
それでは、私がこれをやったらどうなるでしょうか。
例えば、希望される慰謝料請求額が代理人の相場観よりはるかに高い場合、無罪主張をしているが状況や証拠上は有罪となる可能性が高い場合、任意整理を希望しているけれど破産や民事再生が相当と思われる場合など。
依頼者の希望と、代理人の意見が違うとき、どうしたらいいのか。なかなか悩ましいところです。
結局、個別の事情によって判断していくことになるのですが、判断したあともなんとなくもやもやが残ります。
このもやもやがしばらく消えないでいると、再び酒匠の所へ足が向かうことになります。
弁護士 田中
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