弁護士の伏木です。
しばらく前から自宅マンションにいると、時折どこからか、
バーン、バーン
という音が聞こえてきて、「何の音だろう。うるさいな」と思っていました。
すると、昨夜、下の階の方が私の部屋にやって来て、
「あのぉ、お宅のベランダの物置の扉が、風にあおられて音を出しているんですけど」
………。
犯人は私でした。
ベランダの物置なんて、まったく使ってないし、存在すら忘れていました。
でも、言い訳にはなりませんね。
騒音の原因が自分の部屋にあったことに気付かないとは、なんて鈍感だったんだろう。
ご迷惑をお掛けした近所の方々には、この場を借りて、伏してお詫び申し上げます。
さて、この話の教訓は何でしょう?
1つ。
自分が認識していないうちに、他の人に迷惑をかけたり、傷つけてしまっている可能性があること。
1つ。
ある物を所有・管理している場合には、それに応じた責任が発生すること。
民法も、土地の工作物の占有者・所有者や動物の占有者について、
特別な不法行為責任を定めています(同法717条、718条)。
気を付けろ、自分。
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