弁護士石井です。
何年も前から、法テラスの審査員を担当しています。
今年も、めでたそうな通知が来た。
審査員とは、法テラスの利用申込みがあったケースについて、利用を認めるかとか、事件が終わった後に報酬をどうするかなど決めていく仕事で、個人的には公益活動としてやっています。
そのためだけに小田原まで行き、相当時間、 拘束される、負担感がある仕事なのです。
この審査を、何年も続けていて感じるのが、
審査員が利用者と面談して、
「もうちょっと支払をラクにしてあげたら?」
と感じても、裁量の幅はとっても狭く、
「前はもっと緩くなかった?」と聞いたところ、
「会計のチェックが厳しくて・・・」
と法テラスの人も苦労しているようでした。
まあ、税金が絡んでいますからね。
最近の審査では、利用者から「費用が高すぎる」
一般的には、費用が安いイメージのある法テラスですが、
普通に弁護士と契約した方が安いこともあります。
一般民事や家事事件では、報酬額は審査を経て決まるので、明朗会計とは言えない事情もありますね。
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