オリックスクレジット社名変更ドコモ・ファイナンスへ

オリックスクレジット社名変更 ニュース

弁護士石井です。

オリックス・クレジットが株式会社ドコモ・ファイナンスに社名変更していました。

個別の連絡を受けた記憶がなかったので、少し驚きました。

社名変更の概要

オリックス・クレジットが、株式会社ドコモ・ファイナンスに社名変更していました。 これは単なる社名変更であり、組織体制に変更はありません。

社名変更の背景には、NTTドコモグループとの連携強化のアピールが考えられます。

今後はドコモブランドとして明確に金融サービスを打ち出すのかもしれません。

債務整理への影響

債務整理で受任中の方も多くいらっしゃいますが、個別の連絡はなかったので、個人再生など裁判所に提出している書類もそのまま進めていました。

注意すべき点としては以下の程度。

  • 債権者の法的主体は変わらないため、債務整理の手続きそのものには影響はありません
  • 書類上の名称が変更されるだけで、債務内容や返済条件に変更はありません
  • 今後届く書類や通知はドコモ・ファイナンス名義になるはず。

支払方法の変更点

社名変更に伴い、送金方法に関して注意すべき点があります。

任意整理や個人再生の中で、毎月の送金を弁護士事務所が管理する送金代行がある場合、預金口座の名義も変更されています。 4月の上旬にはオリックス・クレジットだった記憶ですが、5月には変更後の社名に預金口座名義も変更となっていました。

弁護士事務所を通じて送金している方は、特に対応は不要です。弁護士事務所側で適切に処理されます。

一方、自分で送金をしている方は、口座自体に変更はなく、名義の変更のみ行われていますので、新しい名義(ドコモ・ファイナンス)で送金すれば問題ありません。変わっている、と驚いても、そのまま送金すればよいでしょう。

通常、債権者自体が変更になる場合には債権譲渡通知が届くルールになっていますが、今回は社名変更であり主体は変わらないため、そのような通知はされていない様子です。

よくある質問

Q: この社名変更により、返済条件や金利は変わりますか?
A: いいえ、社名変更のみであり、契約内容に変更はありません。

Q: 自動引き落としを利用している場合、何か対応が必要ですか?
A: 基本的に対応は不要です。引き落とし処理は自動的に新名義に更新されます。

Q: 今後の通知や連絡は誰からくるのですか?
A: 今後はドコモ・ファイナンス名義で通知や連絡が届きます。オリックス・クレジットからの通知はなくなります。

まとめ

オリックス・クレジットからドコモ・ファイナンスへの社名変更は、単なる名称変更であり、債務内容や組織体制に変更はありません。債務整理中の方も基本的に対応は不要ですが、送金時には新しい名義に注意が必要です。

送金代行などを利用しておらず、自分で対応していると驚くかもしれませんが、債権者の変更とは違いますので、その点だけ確認できれば問題ないです。

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