法廷傍聴に行こう

弁護士の香崎です。

日本の裁判は、原則、公開されて誰でも見ることができます。
とはいっても、民事の裁判だと、事前に書面を提出し、当日は「書面のとおりです」

というぐらいのことが多いので、見ていて面白くありません。

裁判を傍聴するなら、刑事裁判です。争いのない事件だと審理は1回1時間程度

で終わりですが、そこには色々な人間模様、悲喜こもごものドラマが映し出されま

す。

昔見た刑事裁判。被告人はパックの寿司を万引きした年配の男性でした。確か値

段は1千何百円かくらいでした。
検察官は「パック寿司は贅沢品だ」と主張し、弁護人は「パックの寿司なんて贅沢

品とは言えない」と主張しました。ううむ、どっちでしょう。私は贅沢品のような気が

しますが、もし弁護人になったらもちろん「パック寿司のどこが贅沢品なんだ!」

と声高に叫びます。

そして、審理の終盤には被告人質問が行われます。

弁護人「人の物を盗むのがなぜ悪いことなのかわかりますか。」
被告人「ん・・・わかんねえ。」
(弁護人、ガクッ)
弁護人「接見で話しましたよね。あなたが昔料理長をしていた頃、食い逃げされた

らどんな気持ちになるかと。」
被告人「食い逃げと万引きでは違うからなあ。」

弁護人が気の毒になりました。

読者のみなさんも、一度機会があったら法廷傍聴などいかがでしょう。もちろん、

お金はかかりません。(有名な事件だと傍聴席は抽選になってしまいますが)

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