いじめ裁判

弁護士の香崎です。

大津市の中学生いじめ自殺事件の報道をきっかけに、いじめの問題についてあちこち
で報道されたり、議論されたりしています。

そんな中、私の出身中学校でも、つい最近いじめ問題で訴訟があったことを知り、び
っくりです。大津市の事件と同様、自殺した生徒について、校内のいじめが原因だっ
たとして、遺族が市などを被告として損害賠償請求をしたようです。そして、いじめが

原因の自殺とはいえない、として請求は棄却されました。内容を何も知らないので、
結論が不当なものかどうかは何も判断できませんが、一卒業生の立場からすれば、

結論にはほっとしたのが正直なところです。

いじめはどの年代でも、どこの世界でもあると言われています。だとすると、程度問
題なのかもしれませんが、大津市の事件は、報道されていることが真実だとすると、
よくここまで残酷になれるものだと思います。加害者も、段々と感覚が麻痺してくる
のでしょうか。

そしてまた、今は加害者家族に対するネット上の匿名の攻撃などが、またすごいよう

で。こういう匿名の誹謗中傷は、最悪です。我こそは正義、という意識でいることが多

く、謙虚さが欠如し、まことに始末が悪い。

まあとにかく、人間社会ではいじめはいつでもどこでも起こりうる、ということを認識し

て、早い段階でその芽を摘みたいものです。

とりとめのない話ですが、最近忙しさにかまけてすっかり更新をさぼっていのたで、
とにかく書きました。

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