切り餅訴訟について考える

皆さん、こんにちは音譜
事務スタッフ、black dogですしっぽフリフリしっぽフリフリしっぽフリフリ

今日は、皆さんも先月はよく口にしたであろう、あの食品を巡る訴訟についてです目
香﨑先生のオリンパスの記事
のようにはいきませんが、悪しからずあせる

サトウ(佐藤)食品工業さんと越後製菓さん(以下、敬称略)もち

どちらも有名で、日本国民なら誰でも知っていてかつ親近感のある企業なのではと思います。

そして、加熱ぎみだった報道の影響で、切り餅訴訟に関しても大変有名になりました。

奇しくも両社ともに製品の原料に米を使用し、本社を新潟に構え、越後製菓のほうが創業年が古いのですが、それでも3年しか違わぬという共通点の多い2社です会社

訴訟となったのは、共通の製品であるお餅を巡って。
かつて、切り餅といえば、焼いている途中で中身が出てきてトローンとなり、そこで気が付けばモッチリ感を味わうことができ、気が付かなくともそれはそれでおこげになったり、という現象を演出してくれましたお雑煮

これを知らない若い方は反省

最後までふっくらと、ぷっくり焼きあがるように試行錯誤の末、誕生したのが、今では定番のお餅に入った切り込み;スリットですひらめき電球

最初に切り込みを入れたのは、越後製菓さんで、側面に入っていました。
これを追いかけるように、佐藤食品さんは上下にも切り込みを入れて販売します。

これが特許権侵害にあたるとして、越後製菓が佐藤食品を提訴law
製造の差し止め+損害賠償として約59億を求めました。

東京地裁の知的財産高等裁判所で開かれた控訴審判決では、越後製菓の請求が棄却されます。
ですが一転、同裁判所が一審判決を棄却、越後製菓が勝利しますクラッカー

特許権に関して、本当に難しいと思うのは、佐藤食品さんが特許をとっていなかったわけではなく、切り餅の上面・下面及び側面に切り込みを入れたことを特徴とする餅に関して特許申請済みだったことです。

特許申請していたのになぜ駄目なのかと思いますが、既に特許が付与されている構造に、更に特許を加える際はより慎重にならなければならないのだそうです泣

厚木の弁護士事務所-お餅イメージ

知財にまつわる裁判は大変に難しく、この件も、言葉じりをとらえるような複雑な裁判だったようです。

両社ともに、商品からだけでなく、それぞれのホームページを見てみても、越後製菓はお菓子が母体なのでお子さんにも馴染みやすいような柔らかく親切な雰囲気,佐藤食品工業は真面目さがそのまま出ている実直なスタイルといった感じで、誠実な印象の企業だと感じますキラキラ

熾烈な競争の中での闘いですが、今後も見守っていきたいですメラメラ
おいしいお餅のために頑張ってください恋の矢

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