稲わらのセシウム、そして牛肉の思い出

弁護士の香崎です。

東北各県で、畜産農家が牛に与えていた稲わらから暫定許容値を超える放射

性セシウムが検出されたとして、大きく報道されています。

大変由々しきことです。

幸い、我が家では牛肉を食べることがほとんどありません(学校給食は心配で

すが)。牛肉、高いですから。

牛肉を使う料理の定番の一つは、すき焼きでしょうか。

私は大人になるまですき焼きは嫌いでした。

子供のころ野菜が嫌いだったせいもありますが、それより何より、牛肉が嫌いで

した。あんなゴムのように硬くてまずいもの、食えたもんじゃない、そう思っていま

した。

ところが、大人になって家以外のところですき焼きを食べるようになったら、
考えが一変しました。な、何だこの柔らかくておいしい肉は。職場の宴会や、
嫁さんの実家で食べさせてもらった牛肉は、子供のころ家で食べた肉とは全く
違う食べ物のように、柔らかく、うまかったのです。

そう、何のことはない、今から考えると、家で食べていた肉は、硬くてまずい、
おそらく相当に安い肉だったのです。

お盆正月に兄弟が集まると、「今から考えると、うちのめしって、本当にまずか
ったよなー」と、話に花が咲きます。まあこうやって話題にできるのも、家庭の
味、お袋の味といえるでしょうか。

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