弁護士石井です。
ChatGPTプラグインのLawyerPR、適切な弁護士をレコメンドしてくれるというので、試してみました。
使う価値は、ほとんどないんじゃないかな。
調べたら、食べログについでの国産プラグインとか言われていますが、ベリーベストの弁護士しか出てこないですね。宣伝ですかね。しかも、マッチングも微妙です。
まあ、使い道としては、ベリーベストの中で自分に合う弁護士を探す?うーん。
なんか、怒られそう。
以下、使ってみた感想を。
ChatGPTに内容を聞く
LawyerPR_PreliminaryReviewは、ユーザーの希望する地域や言語に基づいて日本の適切な弁護士を検索するためのプラグインです。ユーザーのクエリはAIによって日本語に翻訳され、検索に使用されます。弁護士について尋ねられたときだけでなく、法的な助言を求められたときにもこのツールを使用します。
【LawyerPR_PreliminaryReviewで出来ること】
ユーザーの希望する地域や言語に基づいて日本の弁護士を検索します。
ユーザーのクエリを日本語に翻訳します。
法的な助言を求められたときに適切な弁護士を提案します。
【LawyerPR_PreliminaryReviewで出来ないこと】
弁護士の評価やレビューを提供することはできません。
法的な助言自体を提供することはできません。
日本以外の弁護士を検索することはできません。
【LawyerPR_PreliminaryReviewの使い方の例】
ユーザーが法的な問題について質問します。
AIはユーザーの質問を日本語に翻訳します。
AIはLawyerPR_PreliminaryReviewプラグインを使用して適切な弁護士を検索します。
AIは検索結果をユーザーに提供します。
NGワードがいっぱいあるみたい
離婚とか分野とかのワードがあると制限がかかるらしいです。
業務広告に関する指針だって。
でも、無罪を獲得した弁護士とかならいいの?
うーん、謎。
やっぱりダメか。
離婚がダメそうなので、男女問題で検索してもらいました。
いきなり、顔写真まで出てきてびっくりしました。
でも、書かれている経歴と、男女問題というニーズとがマッチしていないような気がするのですが。引き受けてくれるのかなー。
相続もNGワードらしい。
自己破産はOK。
ただ、レコメンドされた弁護士(ベリーベスト所属)の実績には、どこにも自己破産事例が書かれていないがな。
しかも、鹿児島か。ちょっと遠いなー。
神奈川で伝えると、神奈川県弁護士会所属の弁護士が出てくるものの、実績は全然かすっていないぞ。
どうなっているのか、プラグインの挙動を確認。
ちゃんと自己破産で検索かけてるっぽいけど。
もう少し専門的な内容で詰めてみよう。
こちらは、発信者情報開示では引っかかって来ました。
ビットトレントの記載はないけど。
とりあえず、各弁護士のプロフィールページに書かれている内容だけがデータベースになっているみたいですね。
自己破産とかのメジャーキーワードはどうしてヒットしなかった?
違う法律事務所をお願いする
ベリーベスト以外でお願いすると
さっきと同じ弁護士じゃないですか。
まったく聞いてくれない。
違う事務所を固有名詞で指定すると、ダメみたい。
直接連絡しなよって言われる。そりゃそうだ。
他の属性で探してみる
人狼ゲームが得意な弁護士。やっぱり趣味が合う弁護士がいいよね?
え?ヒットするの?
プロフィールに何も人狼のことは書いてないけど、誘ったら、やってくれるのかな?
兵庫に行ったら、声かけてみようかな。
男を紹介されます。
なんでよ。まさか、ベリーベストには(自粛)
レコメンドの仕組みを聞く
まあ、データベースに、この事務所のプロフィール情報しか入っていないんでしょうね。
ChatGPTプラグインを、誰が運営しているかってどこで調べるんでしたっけ?
結論
普通の人が弁護士を検索するには使えないんじゃないですかね。
ベリーベスト内の弁護士を探したいというニーズにはマッチする可能性がありますが、上記のとおり、マッチングの精度もイマイチだと感じます。
怒られるかどうかは知りませんが、とりあえず使用感だけレビューです。
時間切れなので、今日はここまで。
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