厚木法曹会の潜入レポート

潜入 厚木

弁護士石井です。

先日、厚木法曹会に潜入してきました。

 

厚木法曹会とは、
神奈川県弁護士会に対し独立戦争を目論む厚木地域の法曹の集団ではなく、
厚木市飯山温泉郷の地下空間を本拠地とする神奈川県弁護士会直属の秘密組織でもなく、
毎月第1週土曜日に集まり、市内の個室を借り切って人狼に没頭する会合でもなく、
厚木近辺の弁護士の集まりだと思います。

 

厚木弁護士会ができた暁には、極めて強い政治力を持つ団体になることが期待視されています。

秘密組織

 

 

誰が所属しているのか

厚木法曹会には、神奈川県厚木市近辺の弁護士が所属すると言われていますが、秘密組織のため、参加メンバーは公表されていません。

また、日弁連の法律事務所登録住所が神奈川県厚木市にあることは参加要件とはされておらず、参加メンバーには、厚木市居住、事務所は横浜という弁護士も含まれているとされます。

加えて、近年、厚木法曹会全体の権力拡大のため、厚木市にこだわらず、伊勢原、秦野地域の弁護士も取り込んでいるようです。

参加メンバーでいうと、厚木市に法律事務所を持つ弁護士の半数以上が参加していると推測されますが、占有率等は未だベールに包まれています。

秘密

 

 

どうすれば厚木法曹会に参加できるのか。

誰でも参加できるとまでは言えないようで、参加するには、一定の弁護士力、すなわち、論理的思考力、抽象化力、プレゼン力が必要なほか、特定の人脈が必要と言われます。
審査の際には、厚木地域に対する貢献度も考慮されるほか、出身校が厚木高校だと何となく優遇されたりするようです。

 

一定量のアルコール摂取ができる肝臓力が必要という噂もありますが、正確ではありません。
アルコールを摂取しなくても、他の要素で補えれば参加可能です。ただし、このようなメンバーは私も含めて少数派のようです。

肝臓

参加メンバーに選出されると、会合に参加する権利を得られます。
なお、重要な会合の場合には、幹部から個別に参加要請が来ることがあります。

 

今回の厚木法曹会の会合参加の経緯

今回の会合では、弁護士会副会長経験者であり厚木の夜を支配するとも噂される某弁護士より、当事務所の伏木弁護士宛に連絡があり、伏木弁護士のほか、石井と坂本弁護士にも出席要請がありました。
つまり、少なくとも、伏木、石井、坂本は厚木法曹会に所属しているといえます。

これに対し、当弁護士法人に所属する田中弁護士には要請がありませんでした。

残念ながら、当事務所の田中弁護士は、参加要件を満たしていないと判断されてしまった可能性が高いです。

 

参加要請を受けたものの、伏木弁護士は家庭の事情により、坂本弁護士は「重大な先約があるため」という理由により不参加となり、当弁護士法人からは石井のみが参加するに至りました。

幹部からの参加要請を拒絶した場合、それなりの報復措置がおこなわれるという噂もありますので、現在、当弁護士法人では防衛策を協議中です。

報復措置

 

 

今回の会合の参加メンバー

石井が厚木法曹会会合に出席できたのは10年ぶりくらいです。

過去、厚木法曹会の幹事を担当した時期もあったのですが、大人の諸事情により距離を置いていたところ、久しぶりに参加したら秦野地域所属の弁護士勢力が強まっていることが判明しました。

前年度に引き続き、今年度の幹事も秦野市に事務所を持つ弁護士であったことから、個人的には、この流れが続くと、数年後には、厚木法曹会にも改名変更問題が起こり、秦野法曹会への名称変更運動、それを棄却した場合には、分裂、独立運動の動きがあると予測しています。
厚木勢力としては、出席者の3分の2以上を維持しておきたいところではあります。

なお、今回の参加者には、厚木の法律事務所で稼働経験があるものの、現在は川崎に事務所を持つ弁護士や企業内弁護士も厚木勢力の要請で参加しており、いかに厚木勢力が秦野勢力を警戒しているか、その心境が浮き彫りにされていました。

団体全体の権力拡大を目指す過程で、内部紛争が起きることは歴史が証明しており、厚木法曹会も同様の問題を抱えていることが確認されました。

 

厚木法曹会の協議事項

厚木地域の法律サービスを最適化するため、各事務所での課題、展望等が語られました。

詳細は公表できませんが、事務所拡大を目論む某弁護士法人代表弁護士の発言や、逆に事務所を閉鎖する事業承継的な話もないわけではありませんでした。

よりよい環境を目指して、火星ではない場所への移住計画等も発表されるなど、刺激的な発言が続きました。

 

当弁護士法人としても、弁護士採用試験における人狼の導入実例のほか将来の人狼動画配信計画など、他では公表していない事項を発表せざるを得ませんでした。

もちろん、どの事務所も全ての情報を公開しているわけではなく、あの裏取引については何も公表がないのか、など腹の探り合いの部分もありました。

裏取引

 

 

厚木法曹会の開催時期

厚木法曹会は、過去の例でいうと、年に2回開催されているようです。

開催曜日は土曜日の夜であることが多く、最近は、12月に1回、3,4月に1回のようです。

ただし、弁護士会支部の総会と重なるとまずいという政治的、肝臓的理由から、主要メンバーにより日程調整がされているようです。

 

厚木法曹会の会場

厚木法曹会が開催される会場については、マスコミ等に公表されることはありません。

弁護士には守秘義務がある関係で、過去、開催前に会場がリークされた事実はなく、秘密厳守体制が敷かれています。
今回の会合の場所について、事後的であっても、公にはできませんが、本厚木駅南口の交差点で目立つところにあったのに、一気に隠れ家的な場所に移転した某洋食系レストランの個室で行われました。

厚木法曹会

 

目立つ場所で開催すると、ファンが押しかけたり、警備の必要性が高まるため、通常、幹事は、有名ではないけれど味はしっかりした飲食店を選ぶように幹部より指示を受けます。

私が幹事を担当した際には、その指示に反し、利便性のみを重視したため、その後、干されるに至ったのかもしれませんが真相は不明です。

なお、当弁護士法人においては、過去に伏木弁護士も幹事を担当しましたが、その際、明治維新で有名な志士の配偶者ゆかりの店を会場に選出したことで、一目置かれる存在になったという経緯があります。

 

 

よくある質問1「厚木法曹会に入りたいのですが、どうすればよいのでしょうか。」

おそらく、厚木で長年やっている弁護士に相談をし、推薦状をもらうと認可されやすいでしょう。

弁護士会の入会と同じく2人からの推薦があると、比較的審査が通りやすいと思われます。
詳細は、ここでは書けませんので、個別にメッセージをくれれば、推薦者を紹介することはできます。
参加希望者が多ければ、独自のフォームを準備しようと思います。

 

 

よくある質問2「厚木法曹会から、どうすれば抜けられるのでしょうか」

私が知る限り、過去に厚木法曹会に参加したものの、任意に抜けられたという話はありません。
死亡以外の理由により、厚木法曹会から一時的に脱退させられたケースが1件ありますが、極めて例外的な措置といえるでしょう。
そのため、一度、参加するとおそらく抜けられない、強制加入団体と同視できます。

なお、弁護士登録を抹消してもなお名誉会員として出席要請されるケースもあるようです。

この点は、私も、厚木法曹会の参加規約や脱退規約にアクセスする危険を冒せず規約を未確認のため、誤解があるかもしれませんので、間違いがありましたら、個別の連絡をいただければと思います。

 

 

 

 

以上、厚木法曹会の報告でした。
本当は、3月の会合に出席した後のエイプリルフールとかで投稿すると良かったのですが、3月は学校の春休みで参加できないので、アップしちゃいます。

 
厚木、横浜の弁護士事務所 ジン法律事務所弁護士法人

 

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