豊臣秀吉、遺言について語る

弁護士石井琢磨です。

人は、波に乗っているときに、逆のことを考えられないものです。

平和なときに、異常時のことを考えられない。
儲かっているときに、大損することを考えられない。
円満な家庭生活をしているときに、離婚で大揉めしていることを考えられない。

想定外。

私もそう。誰しもそうです。昔から人類はそうです。

だから、あえて意識して、逆のことを考える必要があります。

豊臣秀吉は言ったそうです。
「人間は死ぬ時に遺言するが、病気が重い時は、決して遺言をしてはならない。なぜなら、そういう時は頭の中が混乱していて、キチンとした整理ができないからだ。同時に、言いたいことが言えない。」
「遺言は、自分が健康で暮らしが平安無事の時にすべきである」

愛蔵版 戦国名将一日一言

愛蔵版 戦国名将一日一言

の342ページより引用させていただきました。

そういうわけで、夏休みなど時間に余裕があるときにこそ、遺言のことでも考えてみましょう。

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