こんにちは、スタッフcatです
今日は本屋大賞を受賞した『舟を編む』について書こうと思っていたら、
昨日、石井先生も『舟を編む』についてのブログでした
まさかのかぶりネタです
それでも、書きますが・・・
さて。私は『舟を編む』を友人から借りて読んだのですが、
もしかすると、私の感想はほかの方の参考にはならないかもしれません
貸してくれた友人の感想は
「辞書を開きたくなる。癒される。主人公が愛おしくなる」
といった感じでしたが、
私は読んで数ページでワクワクしてしまって、楽しくて楽しくて仕方がありませんでした
理由は、学生時代の私の専門が日本語学だからなのですが。
(広く浅く、近現代・江戸文学にも手を出しているので、専門とは言い切れませんが)
まさに、このストーリーは、私のツボ
もし、この本を高校生で読んでいたら、日本語学を専門に学べる大学へ進学して、
もっともっと日本語を学んで、出版社の辞書編纂部への就職を何が何でも
目指していたのではないかと思うほどに、
読んでいるときのワクワク感がたまりませんでした
石井先生が昨日のブログの中で
「辞書は改訂されるものの、何年も使われるもの。
一度採用した言葉を、辞書から消す際には非常に神経を使うそう。」
と紹介していましたが、この本を読んでいると、
私の学生時代のゼミの先生の教えを思い出します。
「日本語に限らないかもしれませんが、言葉というものは生きているものです。
地方によって、使い方が異なることもあります。
それは文法が間違っているということとも違います。
今、使われている流行り言葉も、いずれ死語となることもあります。
言葉とは、そうして生きているものなのです」
私はこの先生の授業が大好きだったのですが、
この本での最後に紹介されている参考文献の中に先生のお名前があり、
嬉しくなってしまいました
この本を読んで、私は懐かしい気持ちがいっぱいになって
もう一度学生になって、改めて日本語を学びたいなぁと思いました。
今、学生で、日本語学に興味があるという子たちには、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
ところで、石井先生は三浦しをんさんの『風が強く吹いている』も紹介していましたが、
実は、友人はこの本も貸してくれたので、今度は、『風が強く吹いている』を読む予定です。
私がこの事務所に入った当初、石井先生が
「 『風が強く吹いている』の映画の上映会をしよう 」
と言ったことがあります。
結局、開催されずに終わりましたが
私は忘れていたのですが、その話を、別の友人にしたことがあったらしく、
おきなわマラソンの時にその友人の家にお世話になったところ、
マラソン前の景気付けにと、DVDを借りて、見せてくれました
この映画を見ると、マラソンをする人は走りたい気持ちが増長するかもしれません。
さわやかで良いお話でした
その時に一緒にDVDを見たのが、『舟を編む』を貸してくれた友人で、
彼女は三浦しをんさんのファンということで、
『風が強く吹いている』も一緒に貸してくれたのです。
さて、こちらも読むのが楽しみです
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