弁護士石井です。
先週は、当番弁護士の研修のため、事務所で待機していました。
当番弁護士とは、警察に逮捕や勾留をされてしまった場合、最初の1回について
無料で弁護士が行き、疑問点に答えたり、刑事弁護活動をおこなうためのきっかけに
したりする制度です。
この当番弁護士は、弁護士であれば誰でもできるわけではなく、神奈川県では研修が
必要になります。
先週は、この研修の指導のために、当番弁護がくるかどうかを待っていました。
しかし、なにしろ刑事事件です。
事前に、捕まる人がいるのか、当番弁護士を派遣してほしいという希望を出すのか、
予測はできません。
そのため、待機していたのに、何もなかった。平和だった。
ということはよくある話です。
ただ、研修の場合には、優先して配転されるはずですので、通常の当番時よりも
事件は来やすいのです。
先週、2日ほど研修のために待機していたのですが、
1件も派遣依頼なし。
神奈川県西部、平和。治安よし!
と思っていたら、我々が待機していたのとは別の日。
事務所の田中弁護士が当番弁護の待機日でした。
彼のところには、2件。
しかも、秦野警察と大磯警察。
通常時でも、厚木から同時には行きにくい場所。
さらに、計画停電の影響で、電車走っていない。
彼は、バスを使ったりして色々苦労して警察まで行っていました。
通常時の3倍くらい時間がかかっていそう。
どうやら、彼には当番の神が憑いているみたいです。
私たちの研修はいつ終わるのか・・・。
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