弁護士石井です。
事務所から相談者が帰った後、スタッフが何やら騒いでいます。
「ボールペンがない」
「また!?」
「この前、新しく買ったばかりなのに」
話を聞くと、事務所では、相談室にボールペンを置いているのですが、これを相談者が持ち帰ってしまう事態が続いているとのことです。
まあ、記入した後、つい自分のものと考えて持ち帰っちゃうんでしょうね。
持ち帰られない仕組みを作るか、
持ち帰られても良いようなボールペンを置いておくか、
来場者全員にボールペンをプレゼントするか、
解決策としてはそんなところでしょうか。
そういえば、2年前に本を出したとき、10年くらい会っていない大学の同級生Tさんから、お祝いにボールペンをもらいました。
なんか、高そうなやつ。
これを使っていたら、格が上がりそうなやつ。
このボールペンなら、きっとうまい字が書けることでしょう。
しかし、格があるボールペンにありがちなように、ちょっと重かったのですね。
私は、書くスピード重視で使うボールペンを決めていたので、そのボールペンは使えませんでした。
自宅に飾っておくのももったいないだろうと思い、相談室に置いて、書類にサインもらうときに使ってもらおうとしたのです。
ほら、重要な書類にサインするときって、格が高そうなペンの方が良さそうではないですか。
今回の騒ぎで、約2年ぶりに、そのボールペンのことを思い出しました。
「あれ、私が前に置いたボールペンもまさかなくなった?」
「そんなの、とっくの昔に一瞬でなくなってますよ」
Tさん、ごめんよ。
きっと、あのボールペンは、どこかで幸せに使われているはずだ・・・
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