弁護士石井です。
早朝5時、事務所に到着しました。朝は仕事が捗る時間帯。今日もガンガン仕事を進めようと意気込んでノートPCを起動したところ、思わぬ事態に遭遇することになりました。
事態発生!画面が真っ暗に
前夜にWindows Updateが実行されていたようで、ログインまではスムーズに進んだものの、デスクトップが表示されるはずの画面が真っ暗。カーソルだけが虚しく動く状態です。
最初は「ああ、またDellか」と思いました。使用しているDellのノートPCでは、以前から時々エラーが発生していたので。しかし、サブのノートPCを起動してみると、こちらも同じ症状。さらには、スタッフのPCまでもが同様の状態となっており、明らかに何か大きな問題が発生していることを察知しました。
原因究明への道のり
ネット上をざっと確認してみましたが、Windows Updateによる大規模な障害報告は見当たりません。事務所内でも、正常に動作するPCが存在していたため、状況はますます混迷を深めていきました。
そんな中、起動できたPCを使い、X上で複数のキーワードを組み合わせて検索を続けていると、似たようなツイートにたどり着きました。どうやらExplorer Patcherというツールとの相性問題らしいのです。
犯人はExplorer Patcher!?
このExplorer Patcherは、Windows 11でツールバーのクイック起動機能が使えなくなった際、その代替手段として導入していたものでした。クイック起動だと、下にあるバーにアイコンを設定し、フォルダやファイルに直接アクセスできます。普段は便利に使っていたのですが、今回のアップデートとの相性が極めて悪かったようです。
タスクマネージャーから必死にExplorer Patcherを削除。
タスクマネージャーしか起動できない状態でのアンインストールは、以下の記事を参考にしました。
削除できたPCは見事に復活しました。
タスクマネージャーから削除できたと思いきや、再起動したら同じ症状が出たパソコンもありました。この場合は、再度、Explorer Patcherをインストールし、これが反映された状態で、タスクバーを右クリック、プロパティから、既定の状態に戻し、Explorer Patcherをアンインストールすることで、戻せました。
ただし、当然ながらクイック起動機能は失われ、作業効率は明らかに低下。それでも、今回のような大規模なトラブルを考えると、最新のWindows仕様に慣れていくしかないと腹をくくることにしました。
ワンクリックでアクセスできたファイルに3クリックくらい必要になり、気を失いそうです。ソフトウェアはタスクバーにピン留めできるらしいですが、ファイルフォルダーはできないんですかね?
被害の全容と対応時間
残念ながら、一部のPCではアプリ管理画面にもExplorer Patcherが表示されず、結局は初期化という荒療治を選択せざるを得ませんでした。
この一件で実に6時間を浪費。視力は低下し、脳内で何度も吐血し、「もうWindows Update無効にしてやる!」と発狂しました。
以前にもWindows Update後に、Teamsがエラーを起こすなど、アップデート後のトラブルには悩まされてきましたが、今回のような大規模な混乱は初めての経験でした。
生産性向上とシステム安定性のジレンマ
そもそも、なぜ生産性を低下させるようなアップデートが必要なのか。
まあ、冷静になれば、システムの安定性と利便性は常にトレードオフの関係にあるのかもしれません。カスタマイズによる生産性向上を求めるあまり、思わぬリスクを抱え込んでしまう。今回の件は、その典型的な教訓となりました。
とにかく消耗しすぎましたので、今日は倒れます。
電話が来ない?仕事が遅い?
ぜんぶ Microsoft のせいだ。
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