弁護士石井です。
読売オンラインで「無断で6人の過払い金請求手続き、大阪の弁護士」という報道がされていました。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160914-OYO1T50015.html
報道によれば、69歳の弁護士が、知人から急ぎの人と紹介され、面談せずに受任通知を送ったとのことです。
依頼者とされた人は、弁護士に頼む意思もなく、面識もなかったとのこと。
過払い金を横取りしようとしたのではないかとのことです。
過払い金については、メールとか電話で依頼したいという声もあるのですが、当事務所では、日弁連の規定に従い、全件で面談をして受任しています。事務所に来られない場合には出張とか。
また、免許証等の身分証明書で本人確認もしています。
ほとんどの事務所がそうだと思います。だよね?
こういう問題を起こす弁護士がいると、印鑑証明つきの委任状を添付しろ、とか面倒な手続を求められる方向に動くので、迷惑な話です。
個人的には、多くのサービスが、面談しないでも進められるようになるなか、面談を義務化したのは時代錯誤だと感じるのですが、法律家である以上、勝手にルールを破って構成員に迷惑をかけるのは論外であり、ルールを変えるように動くべきだと思います。
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