弁護士石井です。
飲食店の経営が大変な状況で、テイクアウトが増えていますね。
厚木市では、おなじみ厚木らぼさんが、#厚木エール飯として厚木の飲食店によるテイクアウトを取りまとめてくれています。
テイクアウト対応の飲食店さんは、登録依頼をしておくべきでしょう。
https://atsugi-lab.com/atsugi-yell-meshi/
このような状況での飲食店の基本対応について、堀江氏の動画が参考になります。
店舗をまとめるなど業務縮小
家賃交渉
安売りはしない
助成金等の援助情報を調べる
キャッシュを増やす
などがポイントとされています。
肉加工の関係で衛生管理の話も出ていますが、個人的に、ここは飲食店にアピールしてもらいたいポイント。
にわか潔癖症としては、厨房で店員さんがマスクなしで大声で喋っていたりすると気になるようになりました。
テイクアウトを買う際も、販売員がマスクしているところから買おうと考えてしまいますね。
動画で出ている家賃交渉は、大家さん側の事情もあるので、法的に通るかどうかという問題というより、多くはお願い、依頼というスタンスの交渉となります。
これでも、やらないよりマシでしょう。
お気軽な交渉スタンスでやってみるべきでしょうね。
多くの業界でも起きていることですが、相手にも立場があります。
大家さんも、こういう申し出を大量の受けて困っていることも多いです。
そういったところにも配慮しつつの交渉でしょうね。
本当に切羽詰まってガチな交渉をするシーンでは、論理的に詰めて行くと、最悪、賃借人が破産した場合には、保証金を上回る滞納が発生、原状回復もできずに放棄というケースもあります。
自力救済は禁じられているので、裁判を起こさないといけないですが、そもそも1,2ヶ月の滞納では賃貸借契約の解除は困難、民事裁判もスムーズに進まない現状。
このあたりを天秤にかけさせるという話になるでしょうね。あくまで最終的にガチで交渉しないといけない場合は。
事業者の救済制度としては、支援カードで有名な永野弁護士が事業者版も作成してくれています。すごい。
飲食店の応援の意味で、当事務所も、事務所内で#厚木エール飯記載店でのテイクアウトを利用できる補助制度を導入しました。
みなさんもぜひ活用してみてくださいね。
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