3メガ銀行が貸付を抑えるとの報道

銀行 借金問題

弁護士石井です。

三菱、三井住友、みずほの3メガ銀行が、自主的に総量規制と似たような貸付ルールを導入したと報道されています。

article/DGXMZO22462910Z11C17A0EE9000/

年収の3分の1とか2分の1までの貸付にするとのことです。

消費者金融やクレジット会社は、総量規制で、年収の3分の1までしか貸付ができないこととされていましたが、銀行は対象外でした。

今年に入って、銀行による貸付残高が増えていて、多重債務の原因になっているのではないか、という批判的な報道が目立つようになっていました。
それを受けての対応かもしれません。

実際、事務所に相談に来られる多重債務者の大部分に銀行からの借入があります。
経緯を聞くと、けっこう強く勧誘されて借金をして、どんどん増えてしまったというケースも多いです。

楽天銀行なんか、どれだけ貸すんだ、と感じることも。

人間は、どうしてもラクな方に流れてしまいます。
年収にかかわらず、貸してくれるとなれば、借金に向き合うよりも、問題を先送りにして借入に行ってしまう人も、一定数は出てしまうでしょう。

収入も上がらないし、財産があっても運用益がたかが知れているこの時代では、よほどのことがない限り、高い利息を将来返せるとは考えない方がいいです。

だとすると、教育費とか保険とか通信費とか、今の支出にメスを入れないと解決できないですね。

何かを変えないと。

 
厚木の弁護士事務所 相模川法律事務所

t02200131_0222013212770131653

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました