弁護士石井です。
緊急事態宣言があけ、裁判や債権者集会も開かれるようになりました。
ただ、傍聴席は使えない席もあったり、債権者集会でも、破産者と代理人が距離をとるよう離れた場所に椅子が設置されるなど、今までとは違う感じです。
先日、自己破産事件の債権者集会でも、債権者が多数出席するも、席を空けるよう指示されていました。
ソーシャルディスタンスってやつですね。
そして、裁判官もマスクをして登場。
ところが、
「聞こえにくいので、マスクをずらしてしゃべります」
とマスクをあごにずらして、進行してました。
私は気にしないのですが、今回のウイルス騒動で、マスクの効能は、ウイルスを吸い込む予防よりも、口からの飛沫を防ぐところにあるという話だったような。
団体の意向と個人の考え方の違いが浮き彫りにされた事例でした。
今月初旬に、再開された裁判員裁判で、弁護人が「マスク着用では全力で弁護できない」といって着用を拒否、裁判が遅れたという報道がありました。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200603-OYT1T50070/
裁判長が、この裁判官だったら、そのまま進められたかもしれませんね。
個人的には、弁護人よりも被告人のマスク着用のほうが気になったりします。
みんながマスクを着用することで美女、美男に見える人が増えたと言う人も多いです。個人的にも同感です。
隠されていると、脳が美化してしまうのですね。
そうすると、被告人はマスクしていた方が、善人に見えるのかもしれません。
海外のデータでは、外見が量刑に影響するというものもあり、これを機に全世界で検証してもらいたいところです。
コメント